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最終更新日:2026年7月9日

まず結論

リバースブルートフォース攻撃とは、パスワードを1つ固定して、利用者IDを総当たりで試す認証攻撃です。

基本情報技術者試験では、通常のブルートフォース攻撃との違いを、何を固定して、何を総当たりするかで切り分けると分かりやすいです。

ID固定・パスワード総当たり
→ ブルートフォース攻撃

パスワード固定・ID総当たり
→ リバースブルートフォース攻撃

直感的な説明

通常のブルートフォース攻撃は、1つの利用者IDに対して、いろいろなパスワードを試します。

user001 + password1
user001 + password2
user001 + password3
...

一方、リバースブルートフォース攻撃は逆です。

よく使われる弱いパスワードを1つ決めて、多くの利用者IDに対して試します。

user001 + 123456
user002 + 123456
user003 + 123456
...

つまり、パスワード側を固定し、ID側を変えていくのがリバースブルートフォース攻撃です。

この「逆向き」のイメージを持つと、選択肢を切りやすくなります。

定義・仕組み

リバースブルートフォース攻撃は、認証を突破するための攻撃手法の一つです。

攻撃者は、よく使われるパスワードを1つ選び、そのパスワードで多数の利用者IDへのログインを試します。

攻撃 固定するもの 変えるもの
ブルートフォース攻撃 利用者ID パスワード
リバースブルートフォース攻撃 パスワード 利用者ID
パスワードリスト攻撃 入手済みのID・パスワード組 組み合わせリスト
ジョーアカウント攻撃 利用者IDと同じ文字列のパスワード 対象ID

リバースブルートフォース攻撃では、1つのIDに対する連続失敗回数が少なく見える場合があります。

そのため、単純に「同じIDで何回失敗したか」だけを見るアカウントロックでは、検知や防御が難しくなることがあります。

このテーマは、基本情報技術者試験の「情報セキュリティ」や「認証・アクセス制御」と関係する内容です。公式の出題範囲やシラバスは、IPA:基本情報技術者試験 から確認できます。

科目Aでどう出る?

科目Aでは、リバースブルートフォース攻撃の説明を選ぶ問題や、似た認証攻撃との違いを問う問題が出やすいです。

判断するときは、次の2点を見ます。

1. 利用者IDを固定しているか
2. パスワードを固定しているか

選択肢では、次のように切り分けます。

選択肢の表現 疑う攻撃
1つの利用者IDに対して、パスワードを次々に試す ブルートフォース攻撃
1つのパスワードに対して、利用者IDを次々に試す リバースブルートフォース攻撃
事前に入手したIDとパスワードの組を使う パスワードリスト攻撃
利用者IDと同じ文字列をパスワードとして試す ジョーアカウント攻撃

問題文に パスワードを一つ選び利用者IDを次々に試す とあれば、リバースブルートフォース攻撃を疑います。

科目Bでどう使う?

科目Bでは、認証ログや不正ログインの事例を読むときに役立ちます。

例えば、次のようなログがあったとします。

user001 / Password123 → 失敗
user002 / Password123 → 失敗
user003 / Password123 → 成功
user004 / Password123 → 失敗

この場合、パスワードが固定され、利用者IDが変わっています。

そのため、リバースブルートフォース攻撃の可能性を考えます。

科目Bで読むときは、次の順で整理するとよいです。

1. 同じIDに対して失敗が集中しているか
2. 同じパスワードが多くのIDに試されているか
3. 事前に流出したID・パスワード組が使われているか

同じIDに攻撃が集中しているなら通常のブルートフォース寄りです。

同じパスワードを多くのIDに試しているなら、リバースブルートフォース寄りです。

よくある誤解・混同

リバースブルートフォース攻撃でよくある誤解は、総当たり攻撃なら全部同じだと思ってしまうことです。

誤解 正しい理解
ブルートフォース攻撃とリバースブルートフォース攻撃は同じ 固定するものが違う
IDを固定してパスワードを試すのがリバースブルートフォース それは通常のブルートフォース攻撃
入手済みのID・パスワード組を試すのがリバースブルートフォース それはパスワードリスト攻撃
IDと同じ文字列をパスワードとして試すのがリバースブルートフォース それはジョーアカウント攻撃
アカウントロックがあれば必ず防げる 多数のIDに少しずつ試すため、単純なロックだけでは見逃すことがある

特に、通常のブルートフォース攻撃との違いは試験で迷いやすいです。

ブルートフォース攻撃
→ IDを固定して、パスワードを総当たり

リバースブルートフォース攻撃
→ パスワードを固定して、IDを総当たり

「何を固定しているか」を見るだけで、かなり解きやすくなります。

まとめ(試験直前用)

  • リバースブルートフォース攻撃は、パスワードを固定して利用者IDを総当たりする攻撃
  • ID固定なら通常のブルートフォース攻撃
  • 入手済みのID・パスワード組を使うならパスワードリスト攻撃
  • IDと同じ文字列をパスワードとして試すならジョーアカウント攻撃
  • 判断ポイントは「何を固定して、何を変えているか」

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