最終更新日:2026年8月28日
fe fe-technology multimedia data-representation
まず結論
QRコードは、縦方向と横方向の両方に情報を持たせる2次元コードです。
基本情報技術者試験では、まず次のように切り分けます。
縦・横の2方向に情報を持つ
→ QRコード
横方向を中心にバーで情報を表す
→ JAN・ITF・Code128などの1次元バーコード
特に問題文に、
- 縦横に情報を持つ
- 2次元コード
- 多くのデータを格納できる
- 誤り訂正
といった表現があれば、QRコードを強く疑います。
直感的な説明
1次元バーコードは、横に並んだバーの太さや間隔を使って情報を表します。
一方、QRコードは、小さな正方形を縦横に並べて情報を表します。
1次元バーコード
|||| || | ||||
→ 主に横方向で読む
QRコード
■■□■■
□■□□■
■■■□■
→ 縦横の2方向に情報を持つ
そのため、QRコードは同じくらいの印字面積でも、1次元バーコードより多くの情報を持たせやすいのが特徴です。
定義・仕組み
QRコード
QRコードは、デンソーウェーブが開発したマトリックス型の2次元コードです。
公式情報でも、QRコードは縦・横の両方向でデータを表現するため、小さなスペースに多くの情報を格納できると説明されています。
また、汚れや破損があっても一定範囲でデータを復元できる誤り訂正機能や、向きを判別して読み取りやすくする位置検出パターンを持っています。
JANコード
JANコードは、商品を識別するために広く使われる1次元バーコードです。
FEでは細かな桁構成よりも、まず、
一般商品
+
1次元バーコード
→ JAN
と判断できれば十分です。
ITFコード
ITFは、物流で使われる集合包装向けのバーコードとしてよく登場します。
GS1 Japanでは、ITFシンボルを集合包装用商品コードなどを表示するバーコードとして説明しています。
試験では、
段ボール
集合包装
物流
→ ITF
というキーワードが判断材料になります。
Code128
Code128は、数字だけでなく英字や記号なども表現できる1次元バーコードです。
GS1-128は、このCode128を基礎にしたGS1標準のバーコードです。GS1 JapanでもCode128を一次元シンボルとして説明しています。
FEでは、Code128の細かな符号化方式より、QRコードとは違って1次元コードであることを押さえるのが先です。
4つを比較する
| コード | 種類 | 判断キーワード |
|---|---|---|
| JAN | 1次元 | 一般商品、商品識別 |
| ITF | 1次元 | 物流、集合包装、段ボール |
| Code128 | 1次元 | 数字・英字・記号、物流など |
| QR | 2次元 | 縦横、大容量、誤り訂正 |
科目Aでどう出る?
科目Aでは、コードの特徴から正しい名称を選ぶ問題として出ます。
「縦・横」が出たら最優先で見る
縦・横方向に情報を持つ
→ 2次元コード
→ QRコード
今回のように、選択肢が
Code128
ITF
JAN
QR
であれば、QRだけが2次元コードなので、ここで選べます。
試験中の判断順
1. 1次元か2次元か
2. 商品識別か物流か
3. 追加の特徴を見る
最初から規格の細部を思い出そうとするより、この順で絞る方が速いです。
どんな場面で使う?
QRコード
Webサイトへの案内、決済、チケット、製造・物流管理など、さまざまな用途で使われます。
文字列やURLなど、比較的多くの情報を持たせたい場面に向いています。
JANコード
店頭の商品識別などで使われます。
ITFコード
段ボールなどの集合包装を識別する物流場面で使われます。
Code128
英字や記号を含むデータも扱えるため、物流・製造など幅広い管理用途で利用されます。
よくある誤解・混同
誤解1:バーコードは全部1次元コード
違います。
一般にJANやITFなどは1次元バーコードですが、QRコードは2次元コードです。
JAN・ITF・Code128
→ 1次元
QR
→ 2次元
誤解2:2次元だから必ずQRコード
FEの代表的な選択肢ではQRコードがよく出ますが、2次元コードにはQRコード以外の方式もあります。
そのため、厳密には、
QRコードは2次元コード
と覚えるのが安全です。
誤解3:QRコードの最大の特徴は「スマートフォンで読めること」
それだけではありません。
FEでは、
- 縦横に情報を持つ
- 大容量
- 誤り訂正
といったコード自体の特徴を優先して判断します。
誤解4:Code128とGS1-128は完全に同じ意味
完全に同じではありません。
Code128はバーコードのシンボル体系で、GS1-128はCode128を利用してGS1のルールに従ったデータを表す方式です。
ただし、今回のようなFE問題では、まずどちらも1次元側と押さえれば十分です。
SG記事とのつながり
FEでは「1次元か2次元か」を素早く見分けることを優先しました。
ISBNやJAN、ITFを何を識別するコードなのかまで整理したい場合は、SG側の次の記事も参考になります。
確認問題(基本情報技術者試験対策)
次のうち、縦方向と横方向の両方に情報を持つコードとして最も適切なものはどれか。
- ア. JANコード
- イ. ITFコード
- ウ. Code128
- エ. QRコード
▶ クリックして答えと解説を見る(ここを開く)
正解:エ
QRコードは縦横の2方向に情報を持つ2次元コードです。
JAN・ITF・Code128は1次元バーコードなので、この時点で除外できます。
👉 判断ポイント
「縦横」「2次元」「多くの情報」ならQRコードを疑う。
まとめ(試験直前用)
- QRコードは縦横に情報を持つ2次元コード
- JAN・ITF・Code128は1次元コード
- JANは一般商品
- ITFは物流・集合包装
- Code128は数字・英字・記号なども扱える1次元コード
- QRコードは大容量・誤り訂正も特徴
- 「縦横に情報」なら、まずQRコード
1次元か2次元かを先に見る。縦横ならQR、商品ならJAN、物流ならITF。