最終更新日:2026年8月14日
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まず結論
ページプリンタとは、1ページ分の印刷イメージを作成してから、ページ単位で印刷するプリンタです。
基本情報技術者試験では、次のように切り分けると判断しやすくなります。
1ページ分の印刷イメージを作る
→ ページプリンタ
1行ずつ順番に印刷する
→ ライン単位の処理
また、ページ全体の印刷イメージをどこで作るかは、PC・プリンタドライバ側の場合もあれば、プリンタ側の場合もあります。
必ずPC側で作る
→ ×
必ずプリンタ側で作る
→ ×
どちらか一方でページ全体をビットマップ化する
→ ○
直感的な説明
ページプリンタは、1ページを「完成した画像」にしてから印刷するイメージです。
例えば、文章と画像が混在した文書なら、
文字
+
画像
+
レイアウト
↓
1ページ分の印刷イメージ
↓
プリンタで印刷
という流れになります。
ポイントは、文字と画像を別々に1行ずつ処理するのではなく、ページ全体としてまとめることです。
イメージとしては、
ライン単位
→ 上から順に1行ずつ処理
ページ単位
→ 1ページ全部を準備してから印刷
と考えると分かりやすいです。
定義・仕組み
ページプリンタでは、印刷する1ページ全体をビットマップイメージとして展開し、その結果を使って印刷します。
ページ単位で処理する
ページプリンタでは、1ページ分のデータをまとめて処理します。
文字データ
画像データ
図形データ
↓
1ページ分の印刷イメージ
↓
印刷
この点が、「1行ずつ順番に出力する」という考え方との大きな違いです。
印刷イメージを作る場所
印刷イメージの作成は、システム構成によって異なります。
代表的には次の2パターンです。
パターン1
PC・プリンタドライバ側でページ全体を展開
↓
プリンタへ送る
パターン2
プリンタへ文字・画像などのデータを送る
↓
プリンタ側でページ全体を展開
つまり、
PC側でしか作れない
プリンタ側でしか作れない
という理解は誤りです。
プリンタドライバの役割
プリンタドライバは、アプリケーションの印刷データを、プリンタが扱える形式へ変換する役割を持ちます。
場合によっては、プリンタドライバ側でページ全体をビットマップイメージに展開してからプリンタへ送ります。
一方、プリンタ側にページ記述言語を解釈する機能や十分なメモリがある場合は、プリンタ側で印刷イメージを作ることもあります。
フォントの扱い
文字をどこでビットマップ化するかによって、利用するフォントも変わります。
PC・プリンタドライバ側で文字を画像化
→ PC側のフォントを使う
プリンタ側で文字を画像化
→ プリンタ側のフォントを使う
そのため、
プリンタ側で展開するのに、
PC側のフォントファイルをそのまま使う
といった説明は不自然です。
公式の出題範囲やシラバスは、IPA:基本情報技術者試験から確認できます。
科目Aでどう出る?
科目Aでは、ページプリンタの処理単位や、印刷イメージをどこで作るかを問う問題が考えられます。
まず「処理単位」を見る
1ページ分をまとめて処理
→ ページプリンタ
1行ずつ処理
→ ページプリンタの説明としては不適切
「ラインごとに順次印刷する」という表現が出たら、ページプリンタの特徴とは合わないと判断しやすいです。
次に「どこで展開するか」を見る
PCまたはプリンタドライバ側
→ あり得る
プリンタ側
→ あり得る
必ずどちらか一方だけ
→ ×
試験では、「必ず」「常に」といった断定表現に注意します。
フォント処理も合わせて確認する
PC側で文字をビットマップ化
→ PC側のフォント
プリンタ側で文字をビットマップ化
→ プリンタ側のフォント
したがって、
プリンタ側でページを展開する
+
PC側のフォントファイルを使う
という組合せは不自然です。
試験中の判断順
迷ったら、次の順番で見ます。
1. ページ単位か、ライン単位か
2. 印刷イメージをどこで作るか
3. フォントをどこで使うか
この3点で、多くの選択肢を切り分けられます。
どんな場面で使う?
ページプリンタは、文書や画像を1ページ単位で高品質に印刷する場面で使われます。
代表的な例は、レーザープリンタです。
例えば、次のような文書を印刷する場合です。
- 文章と画像が混在する資料
- 表やグラフを含むレポート
- 帳票
- プレゼン資料
- Webページの印刷
こうしたデータでは、ページ全体のレイアウトを保ったまま印刷する必要があります。
そのため、ページ全体を一度まとめて処理する方式が適しています。
よくある誤解・混同
ページプリンタは1行ずつ印刷する?
違います。
1行ずつ順番に処理
→ ライン単位の考え方
1ページ分をまとめて処理
→ ページプリンタ
「ライン」という言葉が出たら、ページプリンタとの違いを意識します。
ページプリンタは必ずPC側で画像化する?
違います。
PC・プリンタドライバ側で展開
→ あり得る
プリンタ側で展開
→ あり得る
どちらの方式もあります。
ページプリンタは必ずプリンタ側で画像化する?
これも違います。
プリンタドライバ側でページ全体をビットマップ化し、そのままプリンタへ送る方式もあります。
プリンタ側で展開するときもPCのフォントを使う?
基本的には、プリンタ側で文字を展開するなら、プリンタ側で利用できるフォントを使います。
PC側で画像化
→ PC側フォント
プリンタ側で画像化
→ プリンタ側フォント
どこで文字を画像化するかと、どのフォントを使うかはセットで考えます。
「ビットマップ形式」は画像だけの話?
いいえ。
ページプリンタでは、文字・画像・図形などを含むページ全体を、最終的に印刷用のビットマップイメージとして扱います。
文字
画像
図形
↓
ページ全体のビットマップイメージ
確認問題(基本情報技術者試験対策)
ページプリンタの処理方法として、最も適切なものはどれか。
- ア. 文字と画像を必ず1行ごとに分けて順番に印刷する
- イ. 1ページ分の印刷イメージをPC側またはプリンタ側で作成して印刷する
- ウ. 文字は必ずPC側で画像化し、画像は必ずプリンタ側で画像化する
- エ. プリンタ側で文字を展開するときも、必ずPC側のフォントファイルを使う
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正解:イ
ページプリンタは、1ページ分の印刷イメージを作成してから、ページ単位で印刷します。
印刷イメージの作成は、PC・プリンタドライバ側で行う場合もあれば、プリンタ側で行う場合もあります。
- ア:ページプリンタは1行単位ではなく、ページ単位で処理します。
- ウ:文字と画像の処理場所がそのように固定されているわけではありません。
- エ:プリンタ側で文字を展開する場合は、プリンタ側のフォントを利用します。
まとめ(試験直前用)
- ページプリンタは、1ページ分の印刷イメージを作ってから印刷する
- 「ページ単位」が重要な判断語
- 「ライン単位で順次印刷」はページプリンタの説明として不適切
- 印刷イメージはPC・プリンタドライバ側で作る場合も、プリンタ側で作る場合もある
- 「必ずPC側」「必ずプリンタ側」という断定は疑う
- 文字をどこで画像化するかによって、使うフォントも変わる