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最終更新日:2026年8月16日

まず結論

インベントリ収集とは、クライアントPCにどのようなハードウェアやソフトウェアが存在するかを収集し、一覧で把握する機能です。

基本情報技術者試験では、次のように切り分けると判断しやすくなります。

端末に何があるか調べる
→ インベントリ収集

端末を離れた場所から操作する
→ 遠隔操作

端末やシステムの稼働状態を見る
→ 稼働管理

ソフトウェアを端末へ入れる
→ ソフトウェア配信

特に、「インストール済みソフトウェアを確認する」という表現が出たら、インベントリ収集を疑います。

直感的な説明

インベントリは、もともと「在庫」や「目録」という意味の言葉です。

会社にあるPCを管理するときも、まずは「何があるか」を知らなければ管理できません。

例えば、管理対象のPCについて次の情報を集めます。

PCの機種
OSの種類・バージョン
CPU
メモリ容量
ストレージ容量
インストール済みソフトウェア

これらを集めて一覧にするのがインベントリ収集です。

イメージとしては、会社のPC一台一台に対して棚卸しをする機能と考えると分かりやすいです。

定義・仕組み

クライアント管理ツールは、社内PCなどをまとめて管理するために使われます。

その代表的な機能の一つがインベントリ収集です。

何を収集する?

インベントリ情報には、主にハードウェア情報とソフトウェア情報があります。

種類
ハードウェア情報 PC名、機種、CPU、メモリ、ストレージ、ネットワーク情報など
ソフトウェア情報 OS、バージョン、インストール済みアプリケーションなど

これらを定期的に収集すれば、管理者は多数のPCを一台ずつ確認しなくても、端末の構成を把握できます。

何のために使う?

例えば、次のような確認に使えます。

  • 許可されていないソフトウェアが入っていないか
  • 古いOSやアプリケーションが残っていないか
  • 必要なソフトウェアが導入されているか
  • 各端末のハードウェア構成がどうなっているか
  • 管理対象のPCが何台あるか

つまり、インベントリ収集は端末の現在の状態を把握するための情報収集機能です。

このテーマは、基本情報技術者試験のシステム運用・管理や情報資産管理に関係する内容です。公式の出題範囲やシラバスは、IPA:基本情報技術者試験 から確認できます。

科目Aでどう出る?

科目Aでは、クライアント管理ツールの複数の機能から、目的に合うものを選ぶ形に注意します。

まず、問題文で何をしたいのかを見ます。

目的 選びたい機能
インストール済みソフトを調べる インベントリ収集
PCの機種・OS・メモリを把握する インベントリ収集
離れた場所からPCを操作する 遠隔操作
稼働状況や停止状態を確認する 稼働管理
アプリケーションをまとめて導入する ソフトウェア配信

判断するときの一番短い基準は、次のとおりです。

調べる・一覧にする
→ インベントリ収集

操作する
→ 遠隔操作

監視する
→ 稼働管理

入れる・配る
→ ソフトウェア配信

「業務に不要なソフトを見つける」なら?

不要なソフトウェアが入っているか判断するには、まず各端末のインストール済みソフトウェア一覧が必要です。

各端末のソフトウェア情報を集める
↓
一覧化する
↓
許可済みソフトと比較する
↓
不要・未許可ソフトを発見する

この最初の情報収集を担うのがインベントリ収集です。

どんな場面で使う?

インベントリ収集は、多数のPCを管理する企業や組織で使われます。

例えば、次のような場面です。

ソフトウェア資産を把握する

どのPCに、どのソフトウェアがインストールされているかを確認します。

PC-A → ソフトX、ソフトY
PC-B → ソフトX、ソフトZ
PC-C → ソフトY

これにより、未許可ソフトウェアや不要なソフトウェアを発見しやすくなります。

OSやアプリケーションのバージョンを把握する

古いバージョンが残っている端末を探すときにも使えます。

最新バージョン
→ 対応済み

古いバージョン
→ 更新対象

ハードウェア更新を計画する

CPU、メモリ、ストレージなどの情報を集めれば、性能不足の端末や更新対象の端末を洗い出せます。

よくある誤解・混同

インベントリ収集と遠隔操作は同じ?

違います。

インベントリ収集
→ 端末の情報を集める

遠隔操作
→ 離れた場所から端末を操作する

「端末の中身を調べたい」のか、「端末を操作したい」のかで切り分けます。

インベントリ収集と稼働管理は同じ?

違います。

インベントリ収集
→ 何が入っているか・どんな構成か

稼働管理
→ 動いているか・正常に稼働しているか

構成情報稼働状態を分けて考えます。

インベントリ収集でソフトを自動削除する?

インベントリ収集の主な役割は、情報を集めて把握することです。

不要なソフトを発見する
→ インベントリ収集が役立つ

そのソフトを削除する
→ 別の管理機能や操作が必要

「発見」と「削除」を混同しないようにします。

インベントリ収集とソフトウェア配信は逆の役割

大まかには次のように考えると分かりやすいです。

インベントリ収集
端末 → 管理側へ情報を集める

ソフトウェア配信
管理側 → 端末へソフトを配る

情報の向きをイメージすると切り分けやすくなります。

まとめ(試験直前用)

  • インベントリ収集は、端末のハードウェア・ソフトウェア情報を集める機能
  • 「インストール済みソフトを調べる」ならインベントリ収集
  • 遠隔操作は「操作する」、稼働管理は「監視する」、ソフトウェア配信は「入れる」と切り分ける
  • インベントリ収集は不要ソフトの発見に役立つが、削除そのものが主目的ではない
  • 調べる・一覧にする → インベントリ収集 と覚える

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