最終更新日:2026年7月16日
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まず結論
JPEG・GIF・BMP・MPEGは、扱うデータと圧縮方法が異なる形式です。
基本情報技術者試験では、次のように切り分けます。
写真などの静止画を圧縮
→ JPEG
256色・簡易アニメーション
→ GIF
Windowsで使われる基本的な無圧縮画像
→ BMP
動画や音声を圧縮
→ MPEG
特に重要なのは、JPEGは静止画、MPEGは動画という違いです。
直感的な説明
画像や動画の形式は、すべて同じ目的で使われるわけではありません。
例えば、次のように考えると分かりやすいです。
写真を軽く保存したい
→ JPEG
色数の少ないロゴや簡単なアニメーション
→ GIF
画素データをそのまま保存したい
→ BMP
動画を圧縮して保存・配信したい
→ MPEG
つまり、試験では形式名だけを暗記するよりも、何を扱い、どのように圧縮するかを見ることが大切です。
定義・仕組み
JPEG
JPEGは、写真などの静止画を圧縮するための規格です。
一般に、画像の一部の情報を減らしてファイルサイズを小さくする非可逆圧縮が使われます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な対象 | 写真などの静止画 |
| 圧縮 | 非可逆圧縮 |
| 得意 | 色の変化が滑らかな画像 |
| 苦手 | 文字、線画、ロゴ |
圧縮率を高くすると容量は小さくなりますが、輪郭のにじみやブロック状の乱れが目立つことがあります。
GIF
GIFは、最大256色を扱える画像形式です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な対象 | ロゴ、アイコン、簡単なイラスト |
| 圧縮 | 可逆圧縮 |
| 色数 | 最大256色 |
| 特徴 | 透過、簡易アニメーション |
色数が少ないため、フルカラー写真には向きません。
BMP
BMPは、Windowsで広く使われてきたビットマップ画像形式です。
基本情報技術者試験では、基本的に無圧縮で容量が大きい静止画形式として扱われます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な対象 | 静止画 |
| 圧縮 | 基本的に無圧縮 |
| 特徴 | 画素データをそのまま保持しやすい |
| 注意 | ファイル容量が大きくなりやすい |
MPEG
MPEGは、動画や音声を圧縮するための規格群です。
動画では、各フレームをすべて独立して保存するのではなく、前後の画像との差分なども利用してデータ量を減らします。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な対象 | 動画、音声 |
| 圧縮 | 主に非可逆圧縮 |
| 特徴 | 時間方向の変化も利用して圧縮 |
このテーマは、基本情報技術者試験の「マルチメディア」「画像・動画の符号化」と関係します。公式の出題範囲やシラバスは、IPA:基本情報技術者試験 から確認できます。
科目Aでどう出る?
科目Aでは、画像や動画の特徴から対応する形式を選ぶ問題が出やすいです。
| 問題文のキーワード | 選ぶ形式 |
|---|---|
| 写真、静止画、非可逆圧縮 | JPEG |
| 256色、透過、簡易アニメーション | GIF |
| Windows Bitmap、無圧縮 | BMP |
| 動画、映像、音声 | MPEG |
JPEGとMPEGの切り分け
名前が似ていますが、対象が違います。
JPEG
→ 静止画
MPEG
→ 動画・音声
可逆圧縮と非可逆圧縮
| 種類 | 特徴 | 代表例 |
|---|---|---|
| 可逆圧縮 | 元のデータへ完全に戻せる | GIF、PNG |
| 非可逆圧縮 | 一部の情報を失う代わりに圧縮率を高める | JPEG、MPEG |
問題文に「元に完全に戻せる」とあれば可逆圧縮、「多少画質を落として容量を小さくする」とあれば非可逆圧縮を考えます。
どんな場面で使う?
JPEGが向く場面
- デジタルカメラの写真
- Webサイトの写真
- 商品画像
- 背景画像
色の変化が多い写真を比較的小さな容量で保存できます。
GIFが向く場面
- アイコン
- 色数の少ないロゴ
- 短いアニメーション
- 単純な図形
ただし、写真には向きません。
BMPが向く場面
- 圧縮せずに画像を保持したい場面
- Windowsアプリケーション内部での画像処理
- 学習用の単純なビットマップデータ
容量が大きいため、Web配信には一般に不向きです。
MPEGが向く場面
- 動画ファイル
- 映像配信
- 音声付き映像
- デジタル放送や動画保存
よくある誤解・混同
JPEGは可逆圧縮である
誤りです。
一般的なJPEGは非可逆圧縮です。圧縮後に完全に元へ戻るわけではありません。
GIFはフルカラー写真に向く
誤りです。
GIFは最大256色なので、写真では色の不足が目立ちやすくなります。
BMPは圧縮率が高い
誤りです。
試験では、BMPは基本的に無圧縮で容量が大きい形式として扱います。
MPEGは静止画専用である
誤りです。
MPEGは動画や音声の圧縮に使われます。
PNGとGIFは同じ
どちらも可逆圧縮に対応しますが、PNGは一般にフルカラーや半透明を扱えます。
GIF
→ 256色、簡易アニメーション
PNG
→ フルカラー、可逆圧縮、透過
確認問題(基本情報技術者試験対策)
Webサイトに掲載するフルカラー写真を、多少の画質低下を許容してファイルサイズを小さくしたい。最も適切な形式はどれか。
- ア. BMP
- イ. GIF
- ウ. JPEG
- エ. MPEG
▶ クリックして答えと解説を見る(ここを開く)
正解:ウ
- BMPは基本的に無圧縮で、容量が大きくなりやすい形式です。
- GIFは最大256色なので、フルカラー写真には向きません。
- JPEGは写真などの静止画を非可逆圧縮し、容量を小さくできます。
- MPEGは主に動画や音声の圧縮に使います。
まとめ(試験直前用)
- JPEGは、写真などの静止画を非可逆圧縮する
- GIFは、最大256色で透過や簡易アニメーションに対応する
- BMPは、基本的に無圧縮で容量が大きい
- MPEGは、動画や音声を圧縮する
- 静止画ならJPEG、動画ならMPEGと切り分ける
- 元へ完全に戻せるのが可逆圧縮、戻せないのが非可逆圧縮