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まず結論

  • 標的型攻撃とは、特定の組織や個人を狙って、計画的・継続的に行われる不正アクセス攻撃であり、SG試験では「なぜ防ぎにくいか」と「どの対策が有効か」を判断させる問題として出題される。

直感的な説明

通常の攻撃は「とりあえず誰かに当たればいい」ですが、

標的型攻撃は 👉「この会社・この人を狙う」と決めてから攻撃します。

たとえば、

  • 会社の社員を調べる
  • 本物っぽいメールを送る
  • だまされるのを待つ

というように、相手に合わせて作られる攻撃です。

👉 だから「気づきにくく、防ぎにくい」のが特徴です。


定義・仕組み

標的型攻撃は、次のような流れで行われます。

  1. 情報収集
    • SNSや公開情報から組織・社員の情報を集める
  2. 侵入手段の準備
    • 標的に合わせたメールやサイトを作成
  3. 侵入(初期感染)
    • 添付ファイルやURLを使ってマルウェア感染
  4. 内部活動
    • 権限取得、情報収集、横展開
  5. 目的達成
    • 情報窃取、不正送金など

代表的な関連攻撃

  • 水飲み場型攻撃
    → 標的がよくアクセスするサイトを改ざんして感染させる

  • APT(Advanced Persistent Threat)
    → 長期間にわたって潜伏しながら攻撃を続ける

  • BEC(ビジネスメール詐欺)
    → 経営者や取引先を装って送金を指示する

👉 これらはすべて「標的型攻撃の一種」として整理できます。


どんな場面で使う?

使う場面(対策を考える場面)

  • 社員へのセキュリティ教育
  • メール対策(添付・URLチェック)
  • 権限管理(最小権限)
  • ログ監視・早期検知

特に重要な考え方(SG試験)

  • 完全に防ぐのは難しい
    👉 侵入を前提に被害を抑える設計が必要

(例)

  • 多要素認証
  • 権限分離
  • ログ監視

よくある誤解・混同

❌ 誤解①:特別な技術攻撃だけが標的型攻撃

👉 ⭕ 実際は

  • メール
  • 人の心理
    を使う「だまし」が中心

❌ 誤解②:ウイルス対策ソフトで防げる

👉 ⭕ 標的型は

  • 新種の攻撃
  • 個別に作られた手口
    が多く、検知しにくい

❌ 誤解③:侵入されなければ問題ない

👉 ⭕ SG試験では

  • 侵入後の対応(検知・封じ込め)が重要

SG試験のひっかけポイント

  • 「防止策だけ」で解決しようとする選択肢
    → ❌ 不十分

👉 正解は

  • 教育
  • 検知
  • 権限制御
    を組み合わせた対策

確認問題(SG試験対策)

次のうち、標的型攻撃の説明として最も適切なものはどれか。

A. 特定の組織や個人を狙い、事前調査やメールなどを組み合わせて侵入を試みる攻撃である。 B. 不特定多数に同じ広告を表示する通常のマーケティング手法である。 C. 端末へIPアドレスを自動配布するネットワーク機能である。 D. 失効した証明書を一覧で確認する方式である。

▶ クリックして答えと解説を見る(ここを開く)

正解:A

解説

  • A:特定対象に合わせて手口を作る点が特徴です。
  • B:攻撃ではありません。
  • C:DHCPの説明です。
  • D:CRLの説明です。

👉 判断ポイント 標的型攻撃は「不特定多数」ではなく「特定の相手に合わせる」攻撃で判断する。


まとめ(試験直前用)

  • 標的型攻撃=「特定の相手を狙った攻撃」
  • 特徴は
    👉 個別最適・長期・気づきにくい
  • 水飲み場型・APT・BECは仲間
  • 対策は
    👉 防止+検知+被害抑止の組み合わせ
  • 選択肢では
    👉 「人・運用・技術のどれが不足しているか」で判断する

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