最終更新日:2026年9月23日
gk machine_learning supervised_learning probability
まず結論
ナイーブベイズ(Naive Bayes)は、ベイズの定理を使って、入力データがどのクラスに属しやすいかを計算する教師あり分類手法です。
「ナイーブ」と呼ばれる理由は、
クラスが分かれば、各特徴量は互いに条件付き独立である
という強い単純化を置くためです。
G検定では、ベイズの定理+条件付き独立+分類をセットで覚えます。
直感的な説明
迷惑メール判定で考えます。
メールに、
- 「無料」
- 「当選」
- 「クリック」
などの語が含まれているとします。
ナイーブベイズは、各語が迷惑メールで現れやすい確率と、迷惑メール自体の事前確率を組み合わせて、このメールが迷惑メールである確率が高いかを判断します。
定義・仕組み
ベイズの定理を分類に使うと、考え方は大まかに、
事後確率 ∝ 事前確率 × 尤度
と整理できます。
- 事前確率:そのクラスがもともとどれくらい出やすいか
- 尤度:そのクラスなら、観測された特徴がどれくらい出やすいか
- 事後確率:特徴を見たあと、そのクラスである確率
ナイーブベイズでは、クラスが与えられた条件のもとで各特徴量を独立とみなし、計算を単純化します。
代表的な種類
| 種類 | 主な特徴量の想定 | 代表例 |
|---|---|---|
| Gaussian Naive Bayes | 連続値をガウス分布で扱う | センサー値など |
| Multinomial Naive Bayes | 出現回数・頻度 | 文書中の単語カウント |
| Bernoulli Naive Bayes | 0/1の二値特徴 | 単語が出た / 出ない |
特にMultinomial Naive Bayesは、単語頻度を使う文書分類でよく使われます。
ゼロ頻度と平滑化
学習データで一度も出ていない特徴があると、その確率を0として掛け合わせた結果、全体が0になる問題が起こり得ます。
この対策として、加法平滑化(Laplace smoothingなど)を使うことがあります。
いつ使う?(得意・不得意)
向いている例
- 文書・メール分類
- 単語出現など高次元で疎な特徴
- 確率的にクラスを判断したい
注意点
実際の特徴量は完全に独立とは限りません。
たとえば文章中の単語には強い関係があります。それでも、単純な仮定によって計算が軽く、実用上有効な場合があります。
G検定ひっかけポイント
特徴量は完全に独立?
❌ データ全体で各特徴量が無条件に独立
⭕ クラスが与えられたとき条件付き独立と仮定する
ナイーブベイズ=教師なし?
❌ ラベルなしで確率分布を見つける
⭕ クラスラベルを使う教師あり分類
Multinomial Naive Bayes
❌ 連続値を必ず正規分布として扱う
⭕ カウント・頻度データに対応し、テキスト分類で代表的
ベイズ最適化と同じ?
❌ ベイズ最適化の分類版
⭕ ナイーブベイズは確率的分類、ベイズ最適化は目的関数の探索・最適化
まとめ(試験直前用)
- ナイーブベイズ=ベイズの定理を使う分類手法
- 特徴量を条件付き独立と仮定
- Gaussian=連続値
- Multinomial=カウント・頻度
- Bernoulli=0/1特徴
- ゼロ頻度には平滑化を使うことがある
- ベイズ最適化とは別物