最終更新日:2026年8月26日
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> 赤池情報量基準(AIC)とは?小さいほどよい理由【G検定】
まず結論
AIC(赤池情報量基準)は、当てはまりの良さとモデルの複雑さを両方見て、候補モデルを比較する指標です。
G検定では次の3点を押さえます。
- 小さいほどよい
- パラメータ数が多いほどペナルティ
- Accuracyのような分類精度ではなく、モデル選択の基準
直感的な説明
学習データへの当てはまりだけを見れば、パラメータを増やした複雑なモデルが有利になりやすいです。
AICはそこで、
よく合っているのは良い。でも複雑すぎるなら減点する
という考え方を使います。
つまり、当てはまりだけで複雑なモデルを選ばないための物差しです。
定義・仕組み
AICは一般に次の式で表されます。
AIC = -2 log L + 2k
L:尤度。データへの当てはまりを表すk:推定するパラメータ数
意味はシンプルです。
- 当てはまりが良い →
-2 log Lが小さくなりやすい - パラメータが多い →
2kが大きくなる
この2つを足すので、AIC全体は小さい方を選ぶと整理できます。
なお、AICは絶対的な点数ではありません。基本的には、同じデータ・同じ目的変数に対して当てた候補モデル同士で相対比較します。
いつ使う?(得意・不得意)
向いている場面
- 回帰モデルなど複数の候補から選びたい
- 変数数やモデル構造の違う候補を比較したい
- 当てはまりと複雑さを同時に考えたい
注意点
- AIC単独で「このモデルは十分良い」と絶対評価する指標ではない
- 異なるデータセットに当てたAICを単純比較しない
- AccuracyやRecallの代わりになる指標ではない
G検定ひっかけポイント
よくある誤解は次の通りです。
- ❌「AICは大きいほどよい」 → 小さいほどよい
- ❌「AICは分類の正解率」 → モデル選択の情報量基準
- ❌「パラメータが多いほどAICでは有利」 → 複雑さへのペナルティが入る
- ❌「AICの値だけで絶対的な性能を判断できる」 → 候補間の相対比較に使う
正誤を切る判断基準
- 尤度+パラメータ数 → AICを疑う
- 小さい方を選ぶ → AIC
- モデル選択 → AIC / BIC
- 分類の当たり外れ → Accuracy / Precision / Recall など
まとめ(試験直前用)
- AIC=当てはまり+複雑さへのペナルティ
- 式は
-2 log L + 2k - 小さいほどよい
- 同じデータに当てた候補モデルを比較する
- Accuracyなどの精度指標とは役割が違う
関連: AICとBICの違い