最終更新日:2026年8月28日
fe network security
まず結論
LANアナライザーは、ネットワークを流れるパケットを監視・記録・分析するためのツールです。
基本情報技術者試験では、次の2点を押さえておけば選択肢を切りやすくなります。
- LANアナライザーは、通信を見る・記録するための道具
- 通信内容を見られるので、盗聴などに悪用されないよう管理が必要
直感的な説明
LANアナライザーは、ネットワーク上の通信を見る「監視カメラ」のようなものです。
たとえば、ネットワーク障害が起きたときに、
- どの機器から通信が出ているか
- どこで応答が止まっているか
- どのようなパケットが流れているか
を調べるために使います。
重要なのは、通信を止める装置ではないという点です。
定義・仕組み
LANアナライザーは、LAN上を流れるパケットを取得して内容を確認するためのハードウェアまたはソフトウェアです。
スイッチのミラーポートを使う構成では、監視したい通信をコピーしてLANアナライザーへ送ります。
つまり、通常の通信はそのまま流しながら、コピーした通信を分析できます。
ミラーポートのイメージ
PC ── スイッチ ── サーバ
│
└─ 通信をコピー → LANアナライザー
このため、通常は測定のためにLANケーブルを切断する必要はありません。
どんな場面で使う?
主に次のような場面で使われます。
- ネットワーク障害の原因調査
- 通信遅延の調査
- パケットの内容確認
- 不審な通信の調査
一方で、取得した通信から重要な情報が見える場合があります。
そのため、LANアナライザー本体や取得したデータについては、アクセス権や保管方法を適切に管理する必要があります。
よくある誤解・混同
❌ LANアナライザーはパケットを破棄する
→ ⭕ LANアナライザーは基本的にパケットを観測・記録・分析するためのものです。
❌ 測定中はLANケーブルを切断する必要がある
→ ⭕ ミラーポートを使えば、通常通信を維持したまま観測できます。
❌ 利用者全員に保管場所や使用方法を知らせるべき
→ ⭕ 通信内容を取得できるため、不正利用を防ぐ目的で使用者や保管場所は限定管理するのが適切です。
❌ ファイアウォールと同じ役割
→ ⭕ 役割が異なります。
- LANアナライザー:通信を見る・記録する
- ファイアウォール:通信を許可・拒否する
- IDS:不正な通信を検知する
- IPS:不正な通信を検知して遮断する
まとめ(試験直前用)
- LANアナライザーは、パケットを監視・記録・分析する道具
- ミラーポートなら、通常通信を止めずに観測できる
- 通信内容を見られるため、盗聴などへの悪用防止が必要
- 「見る」ならLANアナライザー、「許可・拒否」ならファイアウォール
詳しいセキュリティ運用上の注意点は、LANアナライザーとは?ミラーポート運用時の注意点を整理【SG試験】も参考にしてください。