最終更新日:2026年10月6日
fe fe-technology hardware network
まず結論
USB、SATA、IEEE 1394、1000BASE-Tは、どれもデータをやり取りする技術ですが、何を接続するか・どんな特徴語が出るかで切り分けます。
基本情報技術者試験では、まず次の対応を押さえます。
| 特徴語 | 疑う規格 |
|---|---|
| SuperSpeed、5 Gbit/s | USB 3.0 |
| ATAをシリアル化 | SATA |
| アイソクロナス転送 | IEEE 1394 |
| 4対のツイストペア、1 Gbit/s | 1000BASE-T |
最も大切なのは、「シリアル」という言葉だけでUSBを選ばないことです。USB、SATA、IEEE 1394はいずれもシリアル通信に関係します。
直感的な説明
4つを「何をつなぐ技術か」で見ると整理しやすくなります。
PC ─ 周辺機器
→ USB
PC ─ HDD・SSDなど
→ SATA
PC ─ 音声・映像機器など
→ IEEE 1394
PC ─ LAN
→ 1000BASE-T
試験では細かな仕様を全部覚えるより、その規格だけを強く示す特徴語を拾います。
定義・仕組み
USB 3.0
USBは、PCとさまざまな周辺機器を接続するために広く使われるシリアルインタフェースです。
USB 3.0では、USB 2.0のHigh-Speedより高速なSuperSpeedが導入され、5 Gbit/sの信号速度が規定されました。
USB 2.0
→ High-Speed
→ 480 Mbit/s
USB 3.0
→ SuperSpeed
→ 5 Gbit/s
USBの仕様はUSB-IFの公式資料で確認できます。
SATA
SATA(Serial ATA)は、ATAをシリアル方式へ発展させたストレージ接続用のインタフェースです。
ATA
↓ シリアル化
SATA
問題文に「ATA仕様をシリアル化」とあれば、USBではなくSATAを疑います。
IEEE 1394
IEEE 1394は、高速なシリアルバス規格で、音声・映像など時間的な連続性が重要なデータを扱うアイソクロナス転送をサポートします。
音声・映像
+
アイソクロナス転送
↓
IEEE 1394
「音声・映像」という語だけではUSBなども候補になり得るため、試験ではアイソクロナスを強い手掛かりとして見ます。
1000BASE-T
1000BASE-Tは、ツイストペアケーブルを使うGigabit Ethernetの規格です。
4対のツイストペア
+
1 Gbit/s
↓
1000BASE-T
これはPCの周辺機器インタフェースではなく、LANの通信規格です。
科目Aでどう出る?
このタイプの問題では、最初に「何の種類の規格か」を見ます。
周辺機器を接続
→ USB
ストレージ接続
→ SATA
アイソクロナス転送
→ IEEE 1394
Ethernet・LAN
→ 1000BASE-T
次に固有の特徴語を確認します。
| 問題文の表現 | 判断 |
|---|---|
| SuperSpeed、5 Gbit/s | USB 3.0 |
| High-Speed、480 Mbit/s | USB 2.0 |
| ATAをシリアル化 | SATA |
| アイソクロナス転送 | IEEE 1394 |
| 4対、1 Gbit/s、Ethernet | 1000BASE-T |
「シリアルインタフェース」という共通点よりも、SuperSpeed、ATA、アイソクロナス、Ethernetといった固有語を優先すると切りやすくなります。
どんな場面で使う?
USBは、キーボード、マウス、ストレージなど幅広い周辺機器の接続に使われます。
SATAは、主にコンピュータ内部でHDDやSSDなどのストレージを接続する規格として使われてきました。
IEEE 1394は、デジタルビデオ機器などで利用されたシリアルバス規格です。
1000BASE-Tは、LANで1 Gbit/sのEthernet通信を行うための規格です。
実際の利用状況は時代とともに変わりますが、FEでは規格名と代表的な特徴の対応を判断できることが重要です。
よくある誤解・混同
シリアルインタフェースならUSB?
違います。
USB
SATA
IEEE 1394
↓
いずれもシリアル通信に関係する
そのため、「シリアル」だけでは決められません。
USB 3.0は1 Gbit/s?
違います。
1 Gbit/s
+
4対のツイストペア
→ 1000BASE-T
SuperSpeed
+
5 Gbit/s
→ USB 3.0
速度だけでなく、何の規格かも一緒に確認します。
音声・映像ならUSBではなく必ずIEEE 1394?
そうとは限りません。
USBでも音声・映像データは扱えます。IEEE 1394を判断する強い特徴は、アイソクロナス転送です。
USB 3.xのコネクタは必ず青色?
色だけで規格を断定しない方が安全です。
USBの実機では青色のコネクタがUSB 3.xの目印として使われる例がありますが、試験ではSuperSpeedや転送速度など仕様上の特徴を判断基準にします。
USB 3.0と現在のUSB表記は同じ?
USBの名称・表記は後に整理されており、現在の製品表記と古い試験問題の「USB 3.0」がそのまま同じ呼び方とは限りません。
過去問では、問題が作られた時点の表記としてUSB 3.0 = SuperSpeed 5 Gbit/sを読み取り、現在の製品選びとは分けて考えます。
まとめ(試験直前用)
- SuperSpeed・5 Gbit/s → USB 3.0
- ATAをシリアル化 → SATA
- アイソクロナス転送 → IEEE 1394
- 4対のツイストペア・1 Gbit/s → 1000BASE-T
- 「シリアル」だけではUSB・SATA・IEEE 1394を区別できない
- まず規格の種類を見て、その後に固有の特徴語で確定する
- USBコネクタの色ではなく、仕様上の特徴で判断する
試験直前は、次の対応を思い出してください。
SuperSpeed → USB
ATA → SATA
アイソクロナス → IEEE 1394
4対・1 Gbit/s → 1000BASE-T