最終更新日:2026年9月18日
fe fe-technology network
まず結論
ARP・RARP・DNS・NATは、何から何へ変換するのかで切り分けると覚えやすくなります。
- ARP:IPアドレス → MACアドレス
- RARP:MACアドレス → IPアドレス
- DNS:ホスト名・ドメイン名 → IPアドレス
- NAT:IPアドレス → 別のIPアドレス
試験では、変換元と変換先を見ればかなり選択肢を切れます。
直感的な説明
ネットワークでは、同じ「住所」のように見えても、役割の違う情報を使います。
- IPアドレス:ネットワーク上の場所を示す
- MACアドレス:同一ネットワーク内で機器を識別する
- ホスト名・ドメイン名:人が覚えやすい名前
そのため、場面によって「名前からIPへ」「IPからMACへ」といった変換が必要になります。
定義・仕組み
ARP
ARP(Address Resolution Protocol)は、IPアドレスからMACアドレスを調べるための仕組みです。
IPアドレス
↓
ARP
↓
MACアドレス
同一ネットワーク内で、宛先機器へフレームを届けるために使われます。
RARP
RARP(Reverse Address Resolution Protocol)は、その名のとおりARPの逆方向で、MACアドレスからIPアドレスを求める仕組みです。
MACアドレス
↓
RARP
↓
IPアドレス
試験では、Reverse=逆と考えると判断しやすくなります。
DNS
DNS(Domain Name System)は、ホスト名やドメイン名からIPアドレスを求める仕組みです。
example.com
↓
DNS
↓
IPアドレス
NAT
NAT(Network Address Translation)は、IPアドレスを別のIPアドレスに変換する仕組みです。
代表例は、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスの変換です。
どんな場面で使う?
ARPはLAN内で宛先MACアドレスを知りたいとき、DNSは名前から通信先IPアドレスを知りたいとき、NATは内部ネットワークとインターネットの間でIPアドレスを変換するときに使います。
RARPは古い仕組みですが、基本情報技術者試験ではARPとの対応関係を問う形で出題されることがあります。
よくある誤解・混同
一番混同しやすいのはARPとRARPです。
ARP
IP → MAC
RARP
MAC → IP
また、DNSもIPアドレスを求めるため混同しやすいですが、出発点が違います。
名前 → IP
= DNS
MAC → IP
= RARP
NATは「何かからIPを調べる」のではなく、IPアドレスそのものを別のIPアドレスへ変換する点が違います。
科目Aでどう出る?
次のように、機能説明から用語を選ばせる問題が典型です。
- IPアドレスからMACアドレスを求める → ARP
- MACアドレスからIPアドレスを求める → RARP
- ドメイン名からIPアドレスを求める → DNS
- プライベートIPとグローバルIPを変換する → NAT
まとめ
試験直前は、次の4行で十分です。
IP → MAC
= ARP
MAC → IP
= RARP
名前 → IP
= DNS
IP → 別のIP
= NAT
「何から何へ変換するのか」を見るのが、最も確実な判断基準です。