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title: "脆弱性対応のSLA設計とは？重大度別期限の決め方を整理【SG試験】"
description: "脆弱性対応のSLA設計は、CVSSなどの重大度に応じて修正期限や暫定対策期限を定める運用ルールです。緊急度、影響度、例外承認、期限超過時の対応を押さえ、SG試験で対応優先順位を判断する基準を整理します。科目Aの用語理解と科目Bのケース判断で迷いやすい表現も確認します。"
last_modified_at: "2026-06-10"
canonical_url: "https://stemtazoo.github.io/sg/vulnerability-sla-severity-deadline/"
section: "sg"
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## まず結論

脆弱性対応のSLA（Service Level Agreement）設計とは、**脆弱性の重大度ごとに「いつまでに何をするか」を事前に決める運用基準**です。SG試験では、全件を同じ期限で処理するのではなく、重大度・業務影響・公開状況に応じて期限を切り分けられるかが問われます。

## 直感的な説明

病院のトリアージに近い考え方です。

- 命に関わる患者（重大脆弱性）は最優先で即対応
- すぐ命に関わらない患者（中程度脆弱性）は計画的に対応
- 軽症（低重大度）は定期診療で対応

脆弱性対応でも、同じ「不具合」でも急ぎ方が違います。選択肢で「すべて次回定例メンテで対応する」と書かれていたら、重大度を無視しているため不適切になりやすいです。

## 定義・仕組み

脆弱性対応SLA（Service Level Agreement）は、一般に次の要素で設計します。

1. **重大度区分**（例：Critical / High / Medium / Low）
2. **対応期限**（例：24時間以内、7日以内、30日以内）
3. **対応内容**（恒久対策か、暫定対策か）
4. **例外承認フロー**（期限内に難しい場合の承認手順）
5. **測定指標**（期限遵守率、期限超過件数、再発率）

特にSG試験では、次の切り分けが重要です。

- CVSSは**優先順位を決める参考指標**であり、SLAそのものではない
- パッチ未提供時は、アクセス制限・設定変更などの**ワークアラウンド**で期限内対応を成立させる
- 期限超過を放置せず、**リスク受容の承認記録**を残す

公式情報として、IPAの脆弱性対策情報も実務整理に有用です。  
[IPA：情報セキュリティ対策支援（脆弱性対策情報）](https://www.ipa.go.jp/security/vuln/)

## どんな場面で使う？

- 脆弱性診断の結果が大量に出て、対応優先順位を明確化したいとき
- 監査で「なぜこの脆弱性を後回しにしたのか」の説明責任が必要なとき
- 委託先や運用ベンダに、期限付きで是正対応を依頼するとき
- インシデント予防の観点で、重大脆弱性を短期間で塞ぐ体制を作るとき

ケース問題では、「重大度が高いのに通常変更手順だけで長期間放置」「期限超過の承認記録がない」といった状況が不適切判断の典型です。

## よくある誤解・混同

- **誤解1：CVSSが高いものだけ対応すればよい**  
  → 不適切です。資産の重要度・公開範囲・悪用状況も見て期限を調整します。

- **誤解2：パッチがないならSLA違反は仕方ない**  
  → 不適切です。暫定対策（通信遮断、機能停止、監視強化）を期限内実施する設計にします。

- **誤解3：全脆弱性を同じ期限で処理するのが公平**  
  → 不適切です。SG試験では「重大度別に期限を分ける」考え方が基本です。

- **誤解4：期限超過は担当者判断で先送りしてよい**  
  → 不適切です。リスク受容として管理者承認・記録が必要です。

## まとめ（試験直前用）

脆弱性対応SLAは、重大度別に期限と対応内容を決める管理基準です。  
CVSSは優先順位づけの材料であり、SLAそのものではありません。  
パッチ未提供でもワークアラウンドで期限内対応を成立させる視点が重要です。  
期限超過は放置せず、例外承認と記録でリスク受容を管理するのが実務・試験ともに基本です。
