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title: "不正取得・不正保管・助長行為の違い【SG試験】"
description: "不正取得・不正保管・助長行為・不正要求は、不正アクセス禁止法で混同しやすい関連行為です。取得する、提供する、保管する、入力させるという動詞に注目し、SG試験で禁止行為を切り分ける判断基準を整理します。科目Aの用語理解と科目Bのケース判断で迷いやすい表現も確認します。"
last_modified_at: "2026-05-18"
canonical_url: "https://stemtazoo.github.io/sg/unauthorized-access-related-actions/"
section: "sg"
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## まず結論
不正アクセス禁止法では、**他人のID・パスワードをどう扱ったか**によって、禁止される行為が分かれます。

SG試験では、次のように**動詞で切り分ける**のが一番分かりやすいです。

| 動詞 | 判断する行為 | 該当する禁止行為 |
|---|---|---|
| 入手する・取得する | 他人のID・パスワードを手に入れる | 不正取得 |
| 提供する・教える | 他人のID・パスワードを第三者に渡す | 助長行為 |
| 保管する・保存する | 不正に入手したID・パスワードを持っておく | 不正保管 |
| 入力させる・要求する | 偽サイトなどでID・パスワードを入力させる | 不正要求 |

つまり、問題文を読んだら、まず **「何をしたか」** を見ます。

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## 直感的な説明
この違いは、**鍵の扱い**で考えると分かりやすいです。

| 行為 | 鍵でたとえると |
|---|---|
| 不正取得 | 他人の鍵をこっそり手に入れる |
| 助長行為 | 他人の鍵を別の人に渡す |
| 不正保管 | 手に入れた鍵を隠し持つ |
| 不正要求 | 偽の受付で鍵番号を書かせる |

どれも不正アクセスにつながる危険な行為ですが、**やっていることは少しずつ違います**。

試験では、この違いを細かく聞いてきます。

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## 定義・仕組み

> e-Gov法令: 不正アクセス行為の禁止等に関する法律：[e-Gov法令: 不正アクセス行為の禁止等に関する法律](https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=411AC0000000128)
不正アクセス禁止法では、不正アクセス行為そのものだけでなく、関連する行為も禁止されています。

特に混同しやすいのが、次の4つです。

| 条文 | 禁止行為 | 内容 |
|---|---|---|
| 4条 | 他人の識別符号を不正に取得する行為 | 不正アクセス目的で、他人のID・パスワードなどを取得する |
| 5条 | 不正アクセス行為を助長する行為 | 正当な理由なく、他人のID・パスワードなどを第三者に提供する |
| 6条 | 他人の識別符号を不正に保管する行為 | 不正アクセス目的で、不正に取得したID・パスワードなどを保管する |
| 7条 | 識別符号の入力を不正に要求する行為 | フィッシングサイトなどでID・パスワードを入力させる |

ここでいう**識別符号**は、利用者を識別するための情報です。

試験では、難しく考えすぎず、まずは **ID・パスワードなどの認証情報** と読み替えると理解しやすいです。

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## どんな場面で使う？
この違いは、次のような問題でよく使います。

- 不正アクセス禁止法の規制対象を問う問題
- フィッシングと不正取得の違いを問う問題
- ID・パスワードを第三者に教える行為を問う問題
- 不正に入手した認証情報を保存する行為を問う問題
- 不正ログイン前の準備行為を問う問題

特に、選択肢に次の言葉が出てきたら注意します。

- 入手する
- 取得する
- 提供する
- 教える
- 保管する
- 保存する
- 入力させる
- 要求する

SG試験では、法律の条文番号を丸暗記するよりも、**行為の違いを判断できること**が重要です。

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## 不正取得とは？
不正取得は、**他人のID・パスワードなどを不正に手に入れる行為**です。

たとえば、次のようなケースです。

- 他人のパスワードを盗み見る
- 不正アクセス目的でID・パスワードを入手する
- 漏えいしたアカウント情報を手に入れる

ポイントは、**まだログインしていなくても、取得した時点で問題になる**ことです。

### 試験での見分け方
問題文に、次のような表現があれば不正取得を疑います。

- 入手する
- 取得する
- 手に入れる
- 盗み取る

つまり、**手に入れる動き**が中心です。

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## 助長行為とは？
助長行為は、**他人が不正アクセスしやすいように手助けする行為**です。

代表例は、正当な理由なく、他人のID・パスワードを第三者に提供することです。

たとえば、次のようなケースです。

- 他人のID・パスワードを別の人に教える
- 不正ログインできる認証情報を第三者に渡す
- アカウント情報を掲示板やチャットに投稿する

ポイントは、**自分がログインするかどうかではなく、第三者に渡していること**です。

### 試験での見分け方
問題文に、次のような表現があれば助長行為を疑います。

- 提供する
- 教える
- 渡す
- 第三者に知らせる

つまり、**他人へ渡す動き**が中心です。

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## 不正保管とは？
不正保管は、**不正に取得したID・パスワードなどを保存して持っておく行為**です。

たとえば、次のようなケースです。

- 不正に入手したID・パスワードをPCに保存する
- 盗んだ認証情報をメモアプリに残す
- 不正アクセス目的でアカウント一覧を保管する

ポイントは、**使っていなくても、保管しているだけで規制対象になり得る**ことです。

### 試験での見分け方
問題文に、次のような表現があれば不正保管を疑います。

- 保管する
- 保存する
- 記録する
- 持っておく

つまり、**手元に残す動き**が中心です。

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## 不正要求とは？
不正要求は、**フィッシングサイトなどを使って、ID・パスワードを入力させる行為**です。

たとえば、次のようなケースです。

- 銀行を装った偽サイトにID・パスワードを入力させる
- 管理者を装って認証情報の入力を求める
- 偽メールから偽ログインページに誘導する

ポイントは、**相手に入力させようとしていること**です。

### 試験での見分け方
問題文に、次のような表現があれば不正要求を疑います。

- 入力させる
- 要求する
- フィッシングサイトを開設する
- 偽サイトに誘導する

つまり、**相手から聞き出す動き**が中心です。

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## よくある誤解・混同

### 誤解1：ID・パスワードを入手したら、すべて不正アクセスである
これは誤解です。

他人のID・パスワードを入手しただけでは、まだ「不正アクセス行為そのもの」とは限りません。

ただし、不正アクセス目的で取得していれば、**不正取得**として問題になります。

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### 誤解2：第三者に教える行為は、不正取得である
第三者に教える行為は、取得ではなく、**助長行為**として整理します。

取得は「手に入れること」、助長は「渡すこと」です。

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### 誤解3：フィッシングサイトは助長行為である
フィッシングサイトでID・パスワードを入力させる行為は、助長行為ではなく、**不正要求**です。

助長行為は、すでにある認証情報を第三者に提供するイメージです。

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### 誤解4：保管しているだけなら規制対象ではない
不正アクセス目的で不正に取得したID・パスワードを保管する行為は、**不正保管**として規制されます。

「まだ使っていないから問題ない」とは判断しません。

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## SG試験での切り分け手順
選択肢で迷ったら、次の順番で確認します。

### 1. 実際にログインしたか
ログインしているなら、まず**不正アクセス行為そのもの**を疑います。

### 2. 手に入れたのか
「入手」「取得」とあれば、**不正取得**です。

### 3. 渡したのか
「提供」「教える」「第三者に渡す」とあれば、**助長行為**です。

### 4. 保存したのか
「保管」「保存」とあれば、**不正保管**です。

### 5. 入力させたのか
「フィッシング」「入力させる」「要求する」とあれば、**不正要求**です。

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## まとめ（試験直前用）
不正アクセス禁止法の関連行為は、**動詞で見る**と整理しやすくなります。

試験直前は、次の3点を押さえておきましょう。

- **入手するなら、不正取得**
- **第三者に渡すなら、助長行為**
- **保管するなら不正保管、入力させるなら不正要求**

最後に、選択肢を切るための対応表です。

| 問題文の表現 | 選ぶべき考え方 |
|---|---|
| ID・パスワードを不正に入手する | 不正取得 |
| ID・パスワードを第三者に提供する | 助長行為 |
| 不正に入手したID・パスワードをPCに保管する | 不正保管 |
| 偽サイトでID・パスワードを入力させる | 不正要求 |

この表を覚えるというより、**取得・提供・保管・要求の動きの違い**で判断できるようにしておくと、ひっかけ問題に強くなります。

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### 判断軸の再確認（確認問題の前に）
- **目的**を先に見る：この対策・用語は「予防」「検知」「対応」のどこを担うか。
- **対象**を切り分ける：ネットワーク／端末／利用者／運用手順のどこに効くか。
- **選択肢の言い過ぎ**に注意：「必ず」「完全に」「不要になる」といった断定は誤りになりやすい。

## 確認問題

不正アクセス禁止法における禁止行為の説明として、最も適切なものはどれか。

ア. 他人のID・パスワードを不正に入手する行為は、不正アクセス行為を助長する行為である。  
イ. 他人のID・パスワードを第三者に提供する行為は、不正アクセス行為を助長する行為に当たることがある。  
ウ. フィッシングサイトでID・パスワードを入力させる行為は、不正保管である。  
エ. 不正に入手したID・パスワードをPCに保存する行為は、不正取得である。

<details>
<summary>回答と解説</summary>

正解は、**イ**です。

他人のID・パスワードを第三者に提供する行為は、第三者による不正アクセスを助ける行為なので、**不正アクセス行為を助長する行為**に当たります。

アは、入手する行為なので**不正取得**です。  
ウは、入力させる行為なので**不正要求**です。  
エは、保存する行為なので**不正保管**です。

選択肢を読むときは、次の動詞に注目します。

- 入手する → 不正取得
- 提供する → 助長行為
- 保存する → 不正保管
- 入力させる → 不正要求

</details>

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## 参考
- e-Gov法令検索「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」
  - https://laws.e-gov.go.jp/law/411AC0000000128
