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title: "トランスポートモードとは？IPsecでホスト間を暗号化する方式【SG試験】"
description: "トランスポートモードは、IPsecで送信ホストと受信ホストの間を暗号化する方式です。トンネルモードとの違い、VPN装置間通信との切り分けをSG試験向けに整理します。 試験対策として重要語の定義・具体例・よくある誤解をまとめ、短時間で復習できるように整理しています。"
last_modified_at: "2026-05-08"
canonical_url: "https://stemtazoo.github.io/sg/transport-mode/"
section: "sg"
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## まず結論

**トランスポートモード**とは、IPsecで**送信ホストから受信ホストまでの通信内容を保護する方式**です。

SG試験では、**トランスポートモード**と**トンネルモード**を混同させてくることがあります。

判断の中心は、次の1点です。

- **ホスト同士を保護するのか**
- **ネットワーク間をVPN装置で保護するのか**

トランスポートモードは、基本的に**通信する端末同士がIPsecを使う方式**と押さえると切り分けやすくなります。

## 直感的な説明

トランスポートモードは、荷物で例えると、

**荷物の中身だけを鍵付きの箱に入れて送るイメージ**です。

送り主と受け取り先の住所情報は使いながら、
中身が途中で見られたり改ざんされたりしないように守ります。

一方、トンネルモードは、

**荷物全体をさらに大きな箱に入れて、拠点間で運ぶイメージ**です。

そのため、SG試験では次のように考えると判断しやすいです。

| 見方 | トランスポートモード | トンネルモード |
|---|---|---|
| 主な保護対象 | ホスト間の通信 | 拠点間・ネットワーク間の通信 |
| 暗号化する場所 | 送信ホストと受信ホスト | VPN装置などのゲートウェイ |
| イメージ | 端末同士で守る | 通信経路をトンネルで包む |

## 定義・仕組み

IPsecは、IP通信を保護するための仕組みです。
暗号化や認証によって、通信内容の盗聴や改ざんを防ぐ目的で使われます。

IETFのRFCでは、IPsecの構成や動作の考え方が整理されています。詳しくは [RFC 4301 - Security Architecture for the Internet Protocol](https://www.rfc-editor.org/rfc/rfc4301) が参考になります。

トランスポートモードでは、IPパケット全体を新しいIPパケットで包むのではなく、
**元のIPヘッダーを基本的に使いながら、通信内容を保護する**形になります。

つまり、ざっくり言うと次のような関係です。

- **元の送信元IPアドレス・宛先IPアドレスはそのまま使う**
- **通信の中身を暗号化・認証で守る**
- **送信ホストと受信ホストがIPsecを処理する**

SG試験では、細かいパケット構造よりも、
**誰と誰の間で暗号化しているか**を見ます。

選択肢で、

> ゲートウェイ間の通信だけを暗号化する

のように書かれていたら、トランスポートモードではなく、
**トンネルモードの説明ではないか**と疑うのがポイントです。

## どんな場面で使う？

トランスポートモードは、主に**ホスト同士が直接安全に通信したい場面**で使われます。

たとえば、次のようなイメージです。

- サーバ同士の通信をIPsecで保護する
- 特定の端末とサーバの通信を保護する
- 拠点間VPNではなく、端末間の通信保護を考える

ただし、企業のVPNでよく出てくるのは、
拠点間をVPN装置で接続するような構成です。
この場合は、一般に**トンネルモード**のイメージが近くなります。

SG試験では、

> VPN装置でカプセル化・復号する

と書かれていたら、トランスポートモードではなく、
**トンネルモード**を考えます。

逆に、

> 送信ホストと受信ホストがEnd-to-Endで暗号化する

と書かれていたら、
**トランスポートモード**を考えます。

## よくある誤解・混同

### トンネルモードとの混同

最も混同しやすいのは、**トンネルモード**です。

| 項目 | トランスポートモード | トンネルモード |
|---|---|---|
| 通信の単位 | ホスト間 | ネットワーク間・拠点間 |
| 処理する主体 | 送信ホスト・受信ホスト | VPN装置・ゲートウェイ |
| 試験でのキーワード | End-to-End | カプセル化、VPN装置、拠点間 |

トランスポートモードは、
**端末同士が直接IPsecを使う**と考えます。

トンネルモードは、
**元のIPパケットを包み込んで、VPN装置間で運ぶ**と考えます。

### SSL/TLSとの混同

SSL/TLSも通信を暗号化する仕組みですが、IPsecとは保護する層が異なります。

- **IPsec**：IP層で通信を保護する
- **SSL/TLS**：Web通信など、主にアプリケーションに近い層で通信を保護する

SG試験では、

> HTTPSでブラウザとWebサーバ間を暗号化する

とあれば、通常はSSL/TLSの話です。

一方、

> IP通信そのものを保護する

とあれば、IPsecを考えます。

### S/MIMEとの混同

S/MIMEは、電子メールの本文や添付ファイルを保護する仕組みです。

トランスポートモードは、メールそのものを暗号化する仕組みではありません。
通信経路上のIP通信を保護する考え方です。

選択肢では、

> メールサーバ内に保存されている間もメール本文が暗号化されたままになる

のような説明は、IPsecではなく、S/MIMEのような**メッセージ自体の暗号化**を考えます。

## まとめ（試験直前用）

- トランスポートモードは、**ホスト間の通信を保護するIPsecの方式**
- **End-to-End**、**送信ホストと受信ホスト**がキーワード
- **VPN装置間・カプセル化・拠点間**ならトンネルモードを疑う
- SSL/TLSは主にWeb通信、S/MIMEはメール本文の保護として切り分ける
- SG試験では、細かい構造より**誰と誰の間を守るか**で判断する
