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title: "TPMとは？セキュリティチップの鍵生成・保管機能を整理【SG試験】"
description: "TPMを端末内で暗号鍵の生成・保管や署名、ハッシュ計算を支援するセキュリティチップとして整理し、CAの証明書発行機能やネットワーク認証装置との違いを判断します。端末紛失時の鍵保護やセキュアブートに関わる問題で、ソフトウェア対策だけではない根拠を確認します。"
last_modified_at: "2026-06-29"
canonical_url: "https://stemtazoo.github.io/sg/tpm/"
section: "sg"
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## まず結論

TPM（Trusted Platform Module）は、PCやサーバに搭載される**ハードウェアベースのセキュリティチップ**です。

SG試験では、TPMの機能として、次を押さえます。

- 鍵ペアの生成
- 秘密鍵などの安全な保管
- 乱数生成
- ハッシュ値の計算
- デジタル署名の生成・検証支援
- 起動状態などの真正性確認支援

選択肢で迷ったら、**「端末内で暗号鍵を安全に扱う機能か」**を見ます。

## このページで切り分けること（先にここだけ）

このページは、**TPMが持つ機能と持たない機能**を中心に整理します。

- TPM：鍵生成・鍵保管・乱数生成などを行うセキュリティチップ
- CA：デジタル証明書を発行する認証局
- ネットワーク機器：経路制御やパケット転送を行う機器

> 迷ったら、
> **「PC内部の鍵保護の話か、証明書発行やネットワーク経路制御の話か」** を見ます。

## 直感的な説明

TPMは、PCの中にある**小さな金庫**のようなものです。

通常のソフトウェアだけで鍵を管理すると、マルウェアや不正操作によって鍵を盗まれるリスクがあります。

TPMは、暗号鍵を専用のチップ内で生成・保管し、外に出しにくくすることで、鍵を守ります。

たとえば、ディスク暗号化では、暗号鍵そのものをむき出しで保存するのではなく、TPMの保護機能を使って、正しい端末状態のときだけ鍵を使えるようにすることがあります。

SG試験では、TPMを「証明書を発行する機関」や「通信経路を制御する装置」と混同しないことが大切です。

## 定義・仕組み

TPMは、Trusted Computing Group（TCG）が仕様を策定しているセキュリティモジュールです。

TCGのTPMページでも、TPMはプラットフォームの完全性測定や報告、暗号サービスを提供する技術として扱われています。
[Trusted Computing Group：Trusted Platform Module](https://trustedcomputinggroup.org/work-groups/trusted-platform-module/)

SG試験向けには、次のように整理すると十分です。

| 機能 | 何をするか | 試験での判断 |
|---|---|---|
| 鍵ペアの生成 | 公開鍵暗号で使う鍵ペアを生成する | TPMの機能 |
| 鍵の保管 | 秘密鍵などを安全に保持する | TPMの機能 |
| 乱数生成 | 暗号処理に使う乱数を生成する | TPMの機能 |
| ハッシュ計算 | 起動状態やデータの測定値を扱う | TPMの機能 |
| 署名処理 | 鍵を使って署名・検証を支援する | TPMの機能 |

TPMの重要な役割は、**秘密鍵を端末の外へ出しにくくすること**です。

秘密鍵そのものをアプリケーションが自由に読み出せる状態にすると、マルウェアに盗まれるリスクがあります。TPMを使うと、鍵をチップ内で保護しながら暗号処理に利用できます。

## どんな場面で使う？

TPMは、端末やサーバの信頼性を高めたい場面で使われます。

代表的な場面は次のとおりです。

- PCのディスク暗号化で鍵を保護する
- 起動時の状態を測定し、改ざんを検知しやすくする
- 証明書や秘密鍵を安全に扱う
- 端末が正しい状態かを確認する
- 認証や署名処理で秘密鍵を守る

関連する考え方として、起動時の署名検証は[セキュアブートとは？OS起動前のマルウェア実行を防ぐ仕組み【SG試験】](https://stemtazoo.github.io/sg/secure-boot/)で確認できます。

ただし、TPMは万能なセキュリティ対策ではありません。

たとえば、次のようなことはTPMそのものの主な役割ではありません。

- デジタル証明書を発行する
- ネットワーク経路を制御する
- 鍵交換プロトコルそのものを実行して通信経路を確立する
- すべてのマルウェア感染を防ぐ

## よくある誤解・混同

### 誤解1：TPMはデジタル証明書を発行する

これは誤りです。

デジタル証明書を発行するのは、認証局（CA）の役割です。TPMは鍵の生成・保管や署名処理を支援できますが、CAとして証明書を発行する主体ではありません。

認証局の役割は、[認証局（CA）の役割とは？デジタル証明書の信頼の仕組み【SG試験】](https://stemtazoo.github.io/sg/certificate-authority-role/)で確認できます。

### 誤解2：TPMはネットワーク経路を制御する

これも誤りです。

ネットワーク経路を選ぶのはルータなどのネットワーク機器の役割です。TPMはPCやサーバ内部で鍵や測定値を安全に扱うためのチップです。

### 誤解3：TPMは鍵交換プロトコルそのものである

TPMは暗号鍵を安全に生成・保管する機能を持ちますが、通信相手との鍵交換手順そのものを説明する用語ではありません。

鍵共有や通信路の保護を問う問題なら、公開鍵暗号方式、鍵交換、TLSなどの文脈を疑います。

TPMの中心は、**端末内で秘密鍵などを保護すること**です。

### 誤解4：TPMがあれば端末は必ず安全である

TPMは鍵の保護に役立ちますが、利用者の操作ミス、フィッシング、OS起動後のマルウェア、脆弱性悪用などをすべて防ぐわけではありません。

SG試験では、TPMを「鍵を安全に扱う部品」として押さえ、万能対策と考えないようにします。

## SG試験で選択肢を切る判断軸（TPM編）

- 「鍵ペアの生成」「秘密鍵の安全な保管」と書かれている
  → **TPMの機能**として判断します。

- 「デジタル証明書の発行」と書かれている
  → **CAの役割**です。TPMの主機能ではありません。

- 「経路制御」「通信経路の切替え」と書かれている
  → **ネットワーク機器やプロトコルの話**であり、TPMの機能ではありません。

- 「通信相手との鍵交換手順そのもの」と書かれている
  → 鍵交換方式やTLSなどの話と切り分けます。

## 確認問題（SG試験対策）

ノートPCのディスク暗号化や起動状態の確認にTPMを利用する場合、TPMの役割として最も適切なものはどれか。

- ア. 端末内で暗号鍵を保護し、必要な暗号処理や測定値の扱いを支援する。
- イ. 社外に公開する証明書を、認証局の代わりに利用者へ発行する。
- ウ. ネットワーク上の最短経路を計算し、通信経路を自動的に切り替える。
- エ. 利用者に代わって全てのWebサイトのパスワードを自動更新する。

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<summary>▶ クリックして答えと解説を見る（ここを開く）</summary>

**正解：ア**

### 解説

- ア：適切。TPMは端末内で鍵を保護し、鍵生成、保管、乱数生成、ハッシュ計算などを支援します。
- イ：不適切。証明書を発行する主体は認証局（CA）です。
- ウ：不適切。経路制御はルータなどネットワーク機器の役割です。
- エ：不適切。TPMはパスワード管理サービスそのものではありません。

👉 判断ポイント
TPMは**端末内の鍵や測定値を安全に扱うセキュリティチップ**です。

</details>

## まとめ（試験直前用）

TPMは、PCやサーバに搭載されるセキュリティチップです。

- 鍵ペアの生成、鍵の安全な保管、乱数生成などを支援する
- 秘密鍵を端末の外へ出しにくくする
- 証明書を発行するのはCAであり、TPMではない
- ネットワーク経路制御はルータなどの役割
- SG試験では、**鍵生成・鍵保護の話ならTPM**と判断する
