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title: "マトリックス組織とは｜SG試験で押さえる組織形態の考え方"
description: "情報セキュリティマネジメント試験で出題されるマトリックス組織について、職能別組織・事業部制組織・プロジェクト組織との違い、ひっかけポイント、試験での判断基準を初心者向けに整理します。 選択肢で問われる目的・対象・責任範囲を押さえ、似た用語や対策との違いを判断できるようにします。"
last_modified_at: "2026-05-18"
canonical_url: "https://stemtazoo.github.io/sg/matrix-organization/"
section: "sg"
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## まず結論

**マトリックス組織**とは、
**職能別組織と事業別・製品別・プロジェクト別などの組織を組み合わせた組織形態**です。

ポイントは、
**1人の担当者が複数の軸に所属する**ことです。

たとえば、ある社員が

- 技術部門に所属している
- 同時に、特定の製品プロジェクトにも所属している

というように、
**専門性の軸**と**事業・プロジェクトの軸**の両方で動く組織です。

SG試験では、
**「複数の管理者から指示を受ける」**
という特徴を見抜けるかが大切です。

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## 直感的な説明

マトリックス組織は、
**縦と横の2つの軸で人を動かす組織**と考えると分かりやすいです。

たとえば、縦方向に

- 開発
- 営業
- 財務
- 品質管理

といった**職能別の部門**があります。

一方で、横方向に

- 製品A
- 製品B
- 地域別事業
- 顧客別プロジェクト

といった**事業・製品・プロジェクトの軸**があります。

この2つを交差させるため、
「マトリックス」という名前が付いています。

イメージとしては、
**専門部門に所属しながら、別のプロジェクトにも参加する**形です。

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## 定義・仕組み

マトリックス組織では、
社員は1つの部門だけでなく、
**職能部門と事業・製品・プロジェクトなどの両方に関わります**。

そのため、次のような特徴があります。

- 専門知識を活かしやすい
- 部門をまたいだ連携がしやすい
- 全体最適の視点を持ちやすい
- 指揮命令系統が複雑になりやすい

メリットは、
**部門の壁を越えて柔軟に活動できること**です。

一方で、注意点もあります。

1人の担当者が、
職能部門の上司と、プロジェクト側の管理者の両方から指示を受けることがあります。

そのため、
**責任や権限があいまいになりやすい**、
**指示が重なると混乱しやすい**
という弱点があります。

SG試験では、
この弱点まで含めて押さえておくと、選択肢を切りやすくなります。

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## どんな場面で使う？

マトリックス組織は、
**専門性を活かしながら、事業やプロジェクトにも柔軟に対応したい場合**に向いています。

たとえば、次のような場面です。

- 複数の製品を同時に開発する
- 部門を横断してプロジェクトを進める
- 専門人材を複数の案件で活用する
- 顧客別・地域別の対応を強化する

情報セキュリティの場面でも、
セキュリティ担当者が情報システム部門に所属しながら、
各事業部のプロジェクトにも関わるような形が考えられます。

このように、
**専門部門だけでは対応しきれない横断的な課題**に取り組むときに使われます。

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## よくある誤解・混同

### 職能別組織との違い

**職能別組織**は、
購買・生産・販売・財務など、
**仕事の専門性ごとに部門を分ける組織**です。

判断のポイントは、
**専門機能ごとに分かれているだけか**です。

マトリックス組織は、
職能別の軸に加えて、
事業・製品・プロジェクトなどの横軸も持ちます。

つまり、
**職能だけなら職能別組織**、
**職能と別軸を交差させるならマトリックス組織**です。

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### 事業部制組織との違い

**事業部制組織**は、
製品別・顧客別・地域別などに分け、
それぞれが必要な機能と利益責任を持つ組織です。

判断のポイントは、
**事業部が自己完結的に動くか**です。

マトリックス組織は、
事業や製品の軸はありますが、
職能部門との二重の関係を持ちます。

そのため、
**自己完結的な事業単位**が強調されていれば事業部制組織、
**職能と事業などの両方に所属**していればマトリックス組織です。

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### プロジェクト組織との違い

**プロジェクト組織**は、
特定の課題や目的のために、
各部門から専門家を集めて作る一時的な組織です。

判断のポイントは、
**期間と目標を定めた一時的な組織か**です。

マトリックス組織は、
プロジェクトの軸を持つことはありますが、
組織全体の構造として、職能軸と別の軸を組み合わせます。

そのため、
**一時的に人を集めるならプロジェクト組織**、
**職能軸と事業・プロジェクト軸を常に交差させるならマトリックス組織**です。

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### 試験でのひっかけポイント

マトリックス組織でよくあるひっかけは、
**「部門横断」だけで判断してしまうこと**です。

部門を横断する組織には、
プロジェクト組織もあります。

そのため、
次のように切り分けます。

- **専門機能で分ける** → 職能別組織
- **製品・顧客・地域ごとに自己完結** → 事業部制組織
- **特定課題のために一時的に集める** → プロジェクト組織
- **職能軸と事業・製品・プロジェクト軸を交差** → マトリックス組織

特に、
**「構成員が職能部門と特定事業の両方に所属する」**
という表現が出たら、マトリックス組織を疑います。

また、
**「複数の管理者から指示を受ける」**
**「指揮命令系統が複雑になりやすい」**
という説明も、マトリックス組織の重要な特徴です。

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## まとめ（試験直前用）

マトリックス組織は、
**職能別の軸と、事業・製品・プロジェクトなどの軸を組み合わせる組織**です。

試験では、次の3点で判断します。

- **職能部門と事業・プロジェクトの両方に所属する**
- **部門の壁を越えて連携しやすい**
- **複数の管理者から指示を受け、命令系統が複雑になりやすい**

迷ったときは、
**「1人が2つの軸に所属しているか」**
で考えると切り分けやすいです。

単に専門部門で分けるだけなら職能別組織、
事業単位で自己完結するなら事業部制組織、
一時的な課題対応ならプロジェクト組織です。

マトリックス組織は、
**縦の専門性と横の事業・プロジェクトを交差させる組織**
と押さえておきましょう。
