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title: "人的対策とは？従業員・委託先・退職者への管理策【SG試験】"
description: "人的対策は、従業員・委託先・退職者など人に起因する情報漏えいを防ぐ管理策です。教育、守秘義務、権限管理、退職時対応をSG試験向けに整理します。 試験対策として重要語の定義・具体例・よくある誤解をまとめ、短時間で復習できるように整理しています。"
last_modified_at: "2026-06-06"
canonical_url: "https://stemtazoo.github.io/sg/human-security-measures/"
section: "sg"
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## まず結論

**人的対策**とは、従業員、委託先、派遣社員、退職者など、**人の行動によって起きる情報漏えい・不正利用・誤操作を防ぐための管理策**です。

SG試験では、人的対策を「教育だけ」と考えると引っかかりやすいです。

人的対策には、次のような幅広い管理策が含まれます。

- 情報セキュリティ教育・訓練
- 守秘義務契約や秘密保持契約
- アクセス権限の付与・変更・削除
- 退職時のアカウント停止や貸与物の回収
- 委託先との契約・監督
- 違反時の対応ルール

つまり、人的対策は、**人を責めるための対策ではなく、人が安全に行動できるようにルールと仕組みで支える対策**です。

## 直感的な説明

情報セキュリティというと、ファイアウォール、暗号化、ウイルス対策ソフトのような技術を思い浮かべやすいです。

しかし、実際の情報漏えいは、技術だけでなく、人の行動からも起こります。

例えば、次のようなケースです。

- メールの宛先を間違えて送信する
- 退職者のアカウントが残ったままになる
- 委託先が顧客情報を目的外に利用する
- 従業員がUSBメモリに情報を持ち出す
- フィッシングメールにだまされてIDとパスワードを入力する
- 秘密情報をSNSや会話で外部に話してしまう

このような問題は、技術対策だけでは防ぎきれません。

そのため、組織は、教育、契約、権限管理、手続、確認、監査などを組み合わせて、人に起因するリスクを下げます。

SG試験では、人的対策を**人の注意力だけに頼る対策ではなく、組織としてミスや不正を起こしにくくする仕組み**として考えると理解しやすいです。

## 定義・仕組み

人的対策は、人が関わる情報セキュリティリスクに対して行う管理策です。

情報セキュリティ管理基準では、人的資源に関する管理策や、秘密保持契約・守秘義務契約、教育・訓練、雇用終了時の責任などが重要な管理策として扱われます。

公式情報は、経済産業省の情報セキュリティ監査制度のページで確認できます。

- [経済産業省：情報セキュリティ監査制度](https://www.meti.go.jp/policy/netsecurity/is-kansa/)

人的対策は、従業員のライフサイクルで整理すると分かりやすいです。

| 場面 | 主な管理策 |
|---|---|
| 採用・契約時 | 守秘義務、秘密保持契約、情報セキュリティルールの説明 |
| 配属・利用開始時 | 必要最小限のアクセス権限を付与する |
| 在職中 | 教育・訓練、ルール遵守、ログ確認、権限見直し |
| 異動時 | 業務変更に合わせてアクセス権限を変更する |
| 退職時 | アカウント停止、貸与物回収、秘密情報の返却・削除確認 |
| 委託時 | 契約、再委託管理、秘密保持、事故時の報告ルール |

ここで大切なのは、人的対策は一度実施して終わりではないことです。

入社時に教育をしただけ、契約書に署名しただけでは不十分です。  
業務の変化、異動、退職、委託先変更などに合わせて、継続的に見直す必要があります。

## どんな場面で使う？

人的対策は、人が情報に触れるあらゆる場面で使います。

### 従業員が情報を扱う場面

従業員は、日々の業務で多くの情報に触れます。

そのため、組織は次のような対策を行います。

- 情報セキュリティ教育を実施する
- 秘密情報の扱い方を明確にする
- 必要な人だけにアクセス権限を与える
- 定期的にアクセス権限を見直す
- ルール違反時の対応を決めておく

SG試験では、従業員の問題が出たとき、単に「注意する」ではなく、**教育・ルール・権限管理・記録**を組み合わせる選択肢を選びやすいです。

### ソーシャルエンジニアリングへの対策

ソーシャルエンジニアリングとは、技術的にシステムへ侵入するのではなく、**人の心理や不注意を利用して、パスワードや重要情報を聞き出そうとする攻撃**です。

例えば、次のような行為が該当します。

- 管理者や取引先になりすまして電話し、パスワードや重要情報を聞き出す
- 画面やメモをのぞき見して情報を得る
- 会話やSNSから業務上の秘密情報を集める
- 廃棄された書類から情報を探す

対策としては、単に「気を付ける」だけでは不十分です。

- 電話で重要情報を伝えるときの本人確認手順を決める
- 登録済みの連絡先へ折り返して確認する
- パスワードや認証情報を電話・メールで伝えないルールにする
- 不審な問い合わせを受けたときの報告先を決める
- 従業員教育・訓練で、だまされやすい場面を共有する

SG試験では、ソーシャルエンジニアリング対策を、マルウェア対策・設備対策・物理的な安全確認と混同させる選択肢が出ることがあります。

迷ったら、**「人から秘密情報を聞き出されないようにする対策か」**を見ます。問い合わせ対応の本人確認、折返し確認、認証情報を伝えないルールは、人的リスクを下げるソーシャルエンジニアリング対策として判断できます。

### 委託先に業務を依頼する場面

外部委託では、委託先が顧客情報や社内情報に触れることがあります。

この場合、委託先にも人的対策が必要です。

例えば、次のような管理策です。

- 委託契約に秘密保持義務を含める
- 再委託の条件を定める
- 委託先の担当者に教育を求める
- 事故発生時の報告手順を決める
- 委託終了時に情報を返却・削除させる

SG試験では、**委託したら責任がなくなる**という選択肢に注意します。  
委託元は、委託先が適切に情報を扱うように管理する責任があります。

### 退職者・異動者が出る場面

退職や異動は、情報漏えいが起きやすい重要な場面です。

特に注意するのは、次の点です。

- 退職者のアカウントを速やかに停止する
- 貸与PC、社員証、USBメモリなどを回収する
- 秘密情報を持ち出していないか確認する
- 退職後も守秘義務が続くことを確認する
- 異動者の不要になった権限を削除する

SG試験では、退職者のアカウントや権限が残っている状態は、典型的な不適切例として問われます。

## よくある誤解・混同

### 誤解1：人的対策は、情報セキュリティ教育だけである

これは誤りです。

教育は人的対策の重要な一部ですが、それだけでは不十分です。

人的対策には、守秘義務、アクセス権限管理、退職時対応、委託先管理、違反時の対応なども含まれます。

選択肢で、

> 人的対策として、年1回の教育だけを実施すれば十分である

のように書かれていたら注意です。

### 誤解2：従業員を信用していれば、権限管理は不要である

これも誤りです。

信頼と管理は別です。

従業員を信用していても、業務に不要な情報へアクセスできる状態はリスクになります。

SG試験では、**必要最小限の権限**と**定期的な見直し**を判断基準にします。

### 誤解3：退職したら守秘義務も終わる

これはよくあるひっかけです。

退職後も、業務で知った秘密情報を漏らしてよいわけではありません。  
雇用契約、就業規則、誓約書、秘密保持契約などで、退職後も一定期間、守秘義務が続くように定める場合があります。

SG試験では、**雇用終了後も情報保護の責任が残る場合がある**と押さえておきます。

### 誤解4：委託先の従業員教育は、委託先だけの問題である

これも注意が必要です。

委託先の従業員が秘密情報を扱う場合、委託元は、契約や委託先管理を通じて、情報の扱いが適切かを確認する必要があります。

SG試験では、委託先管理を人的対策の一部として考えると、ケース問題で判断しやすくなります。

### 誤解5：人的対策と技術的対策はどちらか一方でよい

これも誤りです。

人的対策と技術的対策は、組み合わせて使います。

例えば、フィッシング対策では、教育だけでなく、多要素認証、メールフィルタリング、ログ監視なども重要です。

SG試験では、**教育だけに頼る選択肢**や**技術だけで人の運用を無視する選択肢**に注意します。

## まとめ（試験直前用）

- 人的対策は、**人の行動による情報漏えい・不正利用・誤操作を防ぐ管理策**である
- 教育だけでなく、守秘義務、権限管理、退職時対応、委託先管理も含む
- 従業員には、必要最小限の権限を与え、異動・退職時に見直す
- 委託先には、契約・秘密保持・事故時報告・終了時対応を明確にする
- ソーシャルエンジニアリング対策では、本人確認手順、折返し確認、重要情報を伝えないルールを確認する
- SG試験では、「教育だけで十分」「退職後は責任なし」「委託先任せでよい」という選択肢に注意する

## 確認問題

人的対策に関する説明として、最も適切なものはどれか。

1. 従業員や委託先による情報漏えいを防ぐため、教育、守秘義務、アクセス権限管理、退職時対応などを組み合わせて実施する。  
2. 人的対策は、従業員に年1回の教育を実施すれば十分であり、権限管理や退職時対応は技術的対策に任せればよい。  
3. 退職者は組織を離れているため、業務中に知った秘密情報について守秘義務を負わせる必要はない。  
4. 委託先の従業員が扱う情報については、委託先の責任であり、委託元が契約や管理を行う必要はない。

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<summary>回答と解説</summary>

正解は **1** です。

人的対策は、教育だけでなく、守秘義務、アクセス権限管理、退職時対応、委託先管理などを組み合わせて実施する管理策です。

2は誤りです。教育だけでは不十分で、権限管理や退職時対応も必要です。  
3は誤りです。退職後も、一定期間、秘密情報を漏らさない責任を負わせる場合があります。  
4は誤りです。委託先に情報を扱わせる場合でも、委託元には契約や監督を通じた管理責任があります。

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