sg security_general threat_vulnerability risk_assessment sg-security-overview
まず結論
- CVSS(共通脆弱性評価システム)は、脆弱性の深刻度を0.0〜10.0で数値化する評価指標
- 対策ではなく「優先度判断のための目安」
- SG試験では「評価か対策か」で切る
直感的な説明
脆弱性は「危ない」と言っても、人によって感じ方が違います。
そこでCVSSは、
👉 全員が同じ基準で危険度を判断できる“点数表”
たとえば:
- 誰でも攻撃できる → 点数が高い
- 条件が厳しい → 点数が低い
👉 どれを優先して対策するかを決めるために使う
定義・仕組み
CVSSは、脆弱性の深刻度を 3つの観点 で評価します。
① 基本評価基準(Base Metrics)
- 脆弱性そのものの危険度(固定)
例:
- 攻撃のしやすさ
- 認証の必要性
- CIAへの影響
👉 本質的な危険度
② 現状評価基準(Temporal Metrics)
- 現時点での危険度
例:
- 攻撃コードの有無
- パッチの有無
👉 今どれくらい危険か
③ 環境評価基準(Environmental Metrics)
- 利用環境による影響
例:
- 重要システムか
- 利用範囲
👉 自分の環境ではどれくらい危険か
👉 最終的に
0.0〜10.0で表現(高いほど危険)
どんな場面で使う?
✔ 使う場面
- 脆弱性情報(CVE)を評価
- パッチ適用の優先順位決定
- リスク判断の材料
👉 「どれから対応するか」を決める
✔ 注意点(重要)
- CVSSだけで判断しない
👉 同じスコアでも
- 本番環境 → 影響大
- テスト環境 → 影響小
👉 最終判断は現場
よくある誤解・混同(ここが試験)
① JVNとの違い
- JVN:情報を提供
- CVSS:評価する
👉 情報源 vs 評価指標
② 脆弱性検査との違い
- 検査:弱点を見つける
- CVSS:危険度を決める
👉 発見 vs 評価
③ 最重要ひっかけ
❌ CVSSで対策を実施する
⭕ CVSSは優先度判断に使う
👉 対策ではない
④ スコアの誤解
❌ スコアが高い=必ず危険
⭕ 環境によって影響は変わる
⑤ 数値の誤解
❌ 0〜100
⭕ 0.0〜10.0
⑥ 評価基準の誤解
❌ 2つ
⭕ 3つ(基本・現状・環境)
まとめ(試験直前用)
- CVSS=脆弱性の深刻度を数値化する指標
- スコア:0.0〜10.0
- 評価基準:基本・現状・環境
切り分けルール(最重要)
- 「情報を提供」→ JVN
- 「危険度を評価」→ CVSS
- 「弱点を見つける」→ 検査・テスト
👉 「評価かどうか」で切る
最後に一言
👉 CVSSは「答え」ではなく「判断材料」
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