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title: "コンティンジェンシープランとは？緊急時の対応計画を整理【SG試験】"
description: "コンティンジェンシープランを、事故・災害・サイバー攻撃など想定外の事態が起きた際の連絡先、指揮命令、代替手段、初動をあらかじめ定める緊急時対応計画として整理します。事業全体の継続を扱うBCPやシステムを元へ戻す復旧計画との範囲を比較し、発生後にその場で考える対応とする誤答を切ります。"
last_modified_at: "2026-07-14"
canonical_url: "https://stemtazoo.github.io/sg/contingency-plan/"
section: "sg"
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## まず結論

コンティンジェンシープランとは、**事故・障害・災害などが起きたときに、誰が何をするかを事前に決めておく緊急時対応計画**です。

SG試験では、単に「計画」という言葉を覚えるよりも、**発生前に準備しておく計画なのか、発生後にその場で考える対応なのか**を判断できることが大切です。

選択肢では、次のような表現に注意します。

- 緊急事態が発生した後に、関係者で一から対応を検討する
- 障害が起きてから復旧手順を作成する
- 平常時の業務改善計画として作る

これらは、コンティンジェンシープランの説明としては不十分です。

コンティンジェンシープランは、**万一に備えて、事前に決めておく行動計画**と押さえると判断しやすくなります。

## 直感的な説明

日常生活で考えると、避難訓練に近い考え方です。

火災が起きてから、

- どの出口から逃げるか
- 誰が人数確認をするか
- どこに集合するか

を考えていては、対応が遅れてしまいます。

そこで、事前に避難経路や役割を決めておきます。

情報システムでも同じです。

サーバ障害、ランサムウェア感染、停電、災害、通信障害などが起きたときに、現場が迷わないように、

- 連絡先
- 初動対応
- 判断権限
- 代替手段
- 復旧までの流れ

を決めておきます。

これがコンティンジェンシープランです。

ポイントは、**緊急時に冷静な判断ができるように、平常時に準備しておく**ことです。

## 定義・仕組み

コンティンジェンシープランは、想定される緊急事態に対して、対応手順や役割をまとめた計画です。

情報セキュリティの文脈では、事故や災害によって情報システムや業務が止まったときに、被害を広げず、必要な業務を継続・復旧するために使います。

IPAは、情報セキュリティマネジメント試験のシラバスを、学習の目標と具体的な内容を整理した資料として公開しています。情報セキュリティ継続の範囲では、緊急時対応計画、復旧計画、災害復旧、バックアップなどの考え方が関連します。詳しくは、IPAの[試験要綱・シラバス](https://www.ipa.go.jp/shiken/syllabus/gaiyou.html)を確認できます。

コンティンジェンシープランで決めておく内容には、次のようなものがあります。

- 緊急事態の種類
- 初動対応の手順
- 担当者と責任者
- 連絡先と報告経路
- 代替業務の方法
- 復旧の優先順位
- 外部委託先や関係機関への連絡方法

SG試験では、細かい様式名よりも、**緊急時に実行するための具体的な手順があるか**を見ます。

たとえば、「サーバが停止した場合は、利用部門へ連絡し、代替システムに切り替え、復旧担当者が原因調査を行う」といった流れです。

単なる方針やスローガンではなく、**行動に移せる計画**である点が重要です。

## どんな場面で使う？

コンティンジェンシープランは、次のような場面で使います。

- 基幹システムが停止したとき
- サイバー攻撃を受けたとき
- ランサムウェア感染が発生したとき
- 災害でオフィスやデータセンターが使えなくなったとき
- 委託先のサービスが停止したとき
- 重要データが利用できなくなったとき

たとえば、ランサムウェア感染が発生した場合、コンティンジェンシープランがあると、

- 感染端末をネットワークから切り離す
- 被害範囲を確認する
- 管理者とCSIRTに連絡する
- バックアップから復旧できるか確認する
- 利用者へ注意喚起する

といった初動を迷わず進めやすくなります。

一方で、コンティンジェンシープランは、すべての問題を完全に防ぐ計画ではありません。

事故を起こさないための対策ではなく、**起きたときに被害を小さくするための計画**です。

SG試験では、次の切り分けが大切です。

| 用語 | 見るポイント |
|---|---|
| 予防策 | 事故が起きにくくする |
| コンティンジェンシープラン | 起きたときの初動を決める |
| 復旧計画 | 元の状態へ戻す手順を決める |
| BCP | 事業を継続する全体計画 |

コンティンジェンシープランは、BCPの中に含まれる緊急時対応の要素として扱われることがあります。

## よくある誤解・混同

### BCPとの混同

BCPは、事業継続計画です。

災害や障害が起きても、重要な事業を止めない、または早く再開するための全体的な計画です。

一方、コンティンジェンシープランは、緊急事態が起きたときの具体的な対応手順に注目します。

- BCP：事業をどう継続するか
- コンティンジェンシープラン：緊急時に誰が何をするか

SG試験では、**事業全体の継続ならBCP、緊急時の具体的対応ならコンティンジェンシープラン**と切り分けるとよいです。

### 復旧計画との混同

復旧計画は、システムや業務を正常な状態へ戻すための計画です。

コンティンジェンシープランは、復旧だけでなく、初動対応や連絡、代替運用も含みます。

- コンティンジェンシープラン：緊急時の行動全体
- 復旧計画：復旧作業に焦点を当てた計画

選択肢で「バックアップから復元する手順だけ」を説明している場合は、復旧計画寄りです。

### 復旧対象は業務影響を見て優先する

コンティンジェンシープランでは、企業のすべてのシステムを同じ優先度で復旧対象にするのではなく、業務への影響、復旧の重要性、緊急性を考えて対象や順序を決めます。

たとえば、売上、顧客対応、法令対応など事業継続に直結する業務を支えるシステムは、復旧優先度が高くなります。一方、短期間停止しても業務影響が小さいシステムは、後回しにできる場合があります。

SG試験では、次のように切り分けます。

| 見る観点 | 判断 |
|---|---|
| 業務への影響が大きいか | 優先度を高くする |
| 復旧までの許容時間が短いか | 早く戻す手順を用意する |
| 代替手段があるか | 代替運用で一時対応できる場合がある |
| バックアップ保管場所が同時被災しないか | 遠隔地保管や別環境を検討する |

コンティンジェンシープランでは、**何を最優先で復旧するか**を事前に決めておくことが重要です。

### その場で考える対応との混同

コンティンジェンシープランは、緊急時に一から考えるものではありません。

緊急時は判断が遅れたり、連絡漏れが起きたりしやすいため、事前に決めておくことに意味があります。

SG試験では、

- 発生後に対応方針を検討する
- 担当者が状況を見て自由に判断する
- 必要になってから手順書を作る

といった説明は注意です。

**事前に準備して、緊急時に実行する**という流れを外していないか確認しましょう。

## まとめ（試験直前用）

コンティンジェンシープランは、**緊急時に実行するための事前に決めた行動計画**です。

SG試験では、次の基準で判断します。

- 事故・障害・災害が起きたときの対応か
- 事前に役割・連絡・手順を決めているか
- 被害拡大を防ぎ、業務継続や復旧につなげる内容か
- BCPよりも、緊急時の具体的な行動に焦点があるか
- 復旧計画だけでなく、初動対応や代替運用も含むか

選択肢では、**「発生してから考える」「復旧だけ」「平常時の改善計画」**と書かれていたら注意しましょう。
