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まず結論

  • コンピュータ犯罪の手口は、コンピュータやネットワークを悪用して、不正アクセス、情報窃取、詐取、破壊、妨害などを行う方法です。
  • SG試験では、手口の名前を丸暗記するより、何を狙う手口か、どの段階の行為かで切り分けることが重要です。

直感的な説明

コンピュータ犯罪の手口は、「泥棒の入り方」だけではありません。

たとえば、次のようにいくつかの視点があります。

  • システムへ入り込む
  • 通信を盗み見る
  • 情報をだまして入力させる
  • 残された情報を探す
  • 少額ずつ不正に詐取する
  • システムを使えなくする

つまり、コンピュータ犯罪は、侵入する手口、盗み見る手口、だます手口、詐取する手口、妨害する手口に分けて考えると整理しやすくなります。

SG試験では、選択肢の文章が長くても、「何をしているか」に注目すると判断しやすくなります。

定義・仕組み

コンピュータ犯罪の手口とは、情報システムやネットワーク、利用者の不注意などを悪用して、不正な利益を得たり、情報を盗んだり、業務を妨害したりする方法です。

IPAの情報セキュリティマネジメント試験の出題内容でも、重点分野として「脅威、脆弱性、サイバー攻撃手法」や「不正アクセス対策」「情報漏えい対策」などが示されています。学習するときは、IPAの情報セキュリティマネジメント試験 出題内容も確認しておくと、どの範囲で問われるかを把握しやすくなります。

代表的な手口は、次のように整理できます。

手口 何をするものか 判断のポイント
不正アクセス 権限なくシステムに入る ID、パスワード、アクセス権
なりすまし 他人のふりをして操作する 本人ではないのに本人として扱われる
盗聴 通信内容を不正に読み取る 通信、送受信、傍受
フィッシング 偽サイトや偽メールで情報を入力させる だまして入力させる
スキャビンジング 残された情報を探して入手する ゴミ箱、廃棄物、残留情報
サラミ法 多数の資産から少しずつ詐取する 少額、多数、表面化しにくい
DoS攻撃 サービスを使えなくする 大量通信、サービス停止
マルウェア感染 不正なプログラムを実行させる ウイルス、ランサムウェア、スパイウェア

この表で大切なのは、手口名そのものよりも、説明文の中に出てくるキーワードです。

たとえば、「通信を傍受する」とあれば盗聴、「少しずつ詐取する」とあればサラミ法、「残された情報を探す」とあればスキャビンジングと判断します。

どんな場面で使う?

コンピュータ犯罪の手口は、SG試験の科目Aでは用語問題として、科目Bではケース問題の中で出てきます。

科目Aでは、次のように問われやすいです。

  • 手口の説明として正しいものを選ぶ
  • 似た手口との違いを選ぶ
  • 攻撃内容に対応する用語を選ぶ

科目Bでは、次のような場面で使われます。

  • メールを受け取った従業員が偽サイトに誘導される
  • ログから不審なアクセスが見つかる
  • 廃棄した書類や記憶媒体から情報が漏れる
  • サービス停止を狙った大量アクセスが発生する
  • 少額の不正な引落しが多数発生する

SG試験では「技術的にどう実装するか」よりも、現象を見て、どの手口に近いかを判断することが重要です。

選択肢では、次のように切り分けると迷いにくくなります。

  • 入る話なら、不正アクセスやなりすまし
  • 読む話なら、盗聴
  • 入力させる話なら、フィッシング
  • 探す話なら、スキャビンジング
  • 少しずつ取る話なら、サラミ法
  • 止める話なら、DoS攻撃

よくある誤解・混同

サラミ法とスキャビンジングの違い

サラミ法は、多数の資産から少しずつ詐取する手口です。

スキャビンジングは、コンピュータ内部や周辺、廃棄物などに残された情報を探して入手する手口です。

「少しずつ取る」はサラミ法、「残った情報を探す」はスキャビンジングです。

盗聴と不正アクセスの違い

盗聴は、通信内容を不正に読み取る行為です。

不正アクセスは、権限がないのにシステムやアカウントへアクセスする行為です。

選択肢に「通信」「傍受」があれば盗聴、「ID」「パスワード」「アクセス」があれば不正アクセスを疑います。

フィッシングとなりすましの違い

フィッシングは、偽メールや偽サイトを使って、利用者に認証情報などを入力させる手口です。

なりすましは、他人のふりをしてシステムや相手に本人だと思わせる行為です。

フィッシングは「だまして入力させる」、なりすましは「本人のふりをする」と考えると整理しやすいです。

DoS攻撃と情報漏えいの違い

DoS攻撃は、サービスを利用できない状態にする攻撃です。

情報漏えいは、機密情報や個人情報などが外部に出てしまうことです。

DoS攻撃は主に可用性を損なう攻撃、情報漏えいは主に機密性を損なう問題です。

SG試験でのひっかけポイント

SG試験では、手口の名前よりも、説明文の動詞を見ると判断しやすくなります。

  • 侵入する
  • 傍受する
  • 入力させる
  • 探す
  • 詐取する
  • 停止させる

この動詞を見れば、似た用語でも切り分けやすくなります。

まとめ(試験直前用)

  • コンピュータ犯罪の手口は、何をしているかで分類します。
  • 「通信を傍受」は盗聴、「IDで侵入」は不正アクセスです。
  • 「偽サイトに入力させる」はフィッシング、「本人のふり」はなりすましです。
  • 「残った情報を探す」はスキャビンジング、「少しずつ詐取」はサラミ法です。
  • SG試験では、手口名の暗記より、説明文の動詞で選択肢を切ることが大切です。

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