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title: "CASBとは？クラウド利用を可視化・制御する仕組み【SG試験】"
description: "CASBを、利用者とクラウドサービスの間で利用状況を可視化し、アクセス制御やデータ保護によってシャドーITと情報漏えいを抑える仕組みとして整理します。クラウド基盤の設定を点検するCSPM、SaaSの設定・権限を管理するSSPMとの対象差を押さえ、サービス事業者そのものとする誤答を切り分けます。"
last_modified_at: "2026-07-14"
canonical_url: "https://stemtazoo.github.io/sg/casb/"
section: "sg"
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## まず結論

CASBとは、組織のクラウド利用を**可視化し、アクセスやデータの扱いを制御する仕組み**です。

CASBは、Cloud Access Security Broker の略で、クラウドアクセスセキュリティブローカーと呼ばれます。

SG試験では、CASBは「クラウド利用の見える化」と「クラウド利用時の制御」を行う仕組みとして押さえると分かりやすいです。

選択肢では、次のような表現に注意します。

- 「CASBはクラウド事業者そのものを指す」
- 「CASBはマルウェアを駆除するだけの仕組みである」
- 「CASBを導入すれば、利用者側の運用管理は不要になる」

このような内容は、CASBの説明としては不適切です。

CASBは、クラウド利用を見える化し、組織のルールに沿って利用を管理・制御するための仕組みです。

## 直感的な説明

CASBは、会社が使っているクラウドサービスの「見張り役」と考えると分かりやすいです。

たとえば、社員が次のようなクラウドサービスを使っているとします。

- ファイル共有サービス
- Webメール
- オンライン会議ツール
- チャット
- 顧客管理サービス

便利だからといって、現場が勝手にクラウドサービスを使い始めると、会社としては次のようなことが見えにくくなります。

- どんなクラウドサービスが使われているか
- 誰がどのサービスを使っているか
- 機密情報がどこへ送られているか
- 危険な共有や持ち出しがないか

そこでCASBを使うと、クラウド利用状況を把握しやすくなり、必要に応じて制御もできます。

たとえば、

- 利用中のクラウドサービスを見つける
- 危険なサービスの利用を制限する
- 機密情報のアップロードを検知する
- 社外共有を制御する

といった対応につなげやすくなります。

つまりCASBは、**クラウドを使うこと自体を止める仕組み**ではなく、**クラウドを安全に使うために見える化と制御を行う仕組み**です。

## 定義・仕組み

CASBは、利用者とクラウドサービスの間で、クラウド利用状況を把握し、セキュリティポリシーを適用する仕組みです。

Microsoftの解説でも、CASBはクラウドリソースやクラウドアプリへのアクセスに対して可視性、データ制御、分析機能を提供する仕組みとして説明されています。  
参考： [Microsoft Security｜What is a cloud access security broker (CASB)?](https://www.microsoft.com/en-us/security/business/security-101/what-is-a-cloud-access-security-broker-casb)

CASBの主な役割は、次のように整理できます。

| 役割 | 内容 |
|---|---|
| 可視化 | どのクラウドサービスが使われているか把握する |
| アクセス制御 | 利用者・端末・場所などに応じてアクセスを制御する |
| データ保護 | 機密情報の持ち出しや危険な共有を防ぐ |
| 脅威検知 | 不審な利用や危険な振る舞いを見つける |
| コンプライアンス対応 | 組織ルールや法令に沿った利用を支援する |

CASBでよく扱う具体例には、次のようなものがあります。

- 利用中のクラウドサービス一覧を把握する
- シャドーITを発見する
- 危険なクラウドサービスへのアクセスを制限する
- 機密情報のアップロードやダウンロードを検知する
- 外部共有や不審なログインを監視する
- クラウド利用状況をログとして確認する

SG試験では、CASBを「クラウドの中身そのものを設定する仕組み」と考えないことが大切です。

CASBは、クラウド利用を見える化し、組織としての利用ルールを適用しやすくする仕組みです。

## どんな場面で使う？

CASBは、組織でクラウドサービスの利用が広がっている場面で使います。

代表的な場面は次のとおりです。

- 社員がさまざまなSaaSを利用している
- どのクラウドサービスが使われているか把握しにくい
- ファイルの外部共有や持ち出しを制御したい
- シャドーITを見つけたい
- クラウド利用を社内ルールに沿って管理したい
- クラウド上の情報漏えいリスクを下げたい

たとえば、社員が私的に使っていたファイル共有サービスへ業務データをアップロードしていた場合、会社がその状況を把握できていないと、情報漏えいリスクが高くなります。

CASBを使うと、どのクラウドサービスが使われているかを見つけ、必要に応じて警告や利用制限を行いやすくなります。

また、許可されたクラウドサービスであっても、機密情報の外部共有を制限したり、不審なアクセスを検知したりする用途でも使われます。

SG試験では、**CASBはクラウド利用の可視化と制御に強い**と押さえておくと判断しやすくなります。

## よくある誤解・混同

### 誤解1：CASBはクラウドサービス事業者そのものである

これは誤りです。

CASBは、クラウドサービスを提供する事業者そのものではありません。

組織がクラウドを使うときに、利用状況の把握やアクセス制御、データ保護を行うための仕組みです。

### 誤解2：CASBはCSPMやSSPMと同じ意味である

CASB、CSPM、SSPMはすべてクラウドセキュリティで使われる言葉ですが、主な役割が違います。

| 用語 | 主な対象 | 判断基準 |
|---|---|---|
| CASB | クラウド利用全体 | 利用状況の可視化やアクセス制御を行う |
| CSPM | IaaS・PaaSなどのクラウド環境 | 設定ミスや不適切な構成を検知する |
| SSPM | SaaSアプリケーション | SaaSの設定・権限・利用状態を確認する |
| DLP | データの持ち出し | 重要情報の漏えい防止を行う |

SG試験では、次のように切り分けます。

- **クラウド利用の見える化や制御**なら CASB
- **IaaSやPaaSの設定ミス検知**なら CSPM
- **SaaSの設定や権限管理**なら SSPM
- **重要情報の持ち出し防止**なら DLP

### 誤解3：CASBを導入すればクラウド利用の問題はすべて解決する

これも誤りです。

CASBは有効な仕組みですが、導入しただけで安全になるわけではありません。

たとえば、次のような運用が必要です。

- 何を許可し、何を禁止するかルールを決める
- 検知結果を確認する
- 危険な利用に対して対応する
- 利用者へ教育を行う

SG試験では、**ツール導入 = 管理不要**という考え方は誤りとして切れるようにしておくことが大切です。

## まとめ（試験直前用）

CASBは、クラウド利用を可視化し、アクセスやデータの扱いを制御する仕組みです。

試験直前は、次の判断基準を押さえておきます。

- CASBは、Cloud Access Security Broker の略
- クラウド利用の可視化、アクセス制御、データ保護に使う
- シャドーITの発見や危険なクラウド利用の制御に役立つ
- CSPMは設定ミス検知、SSPMはSaaS設定管理、CASBは利用全体の可視化・制御で切り分ける
- 導入だけで終わりではなく、ルール設定や運用が必要

選択肢では、**「クラウド利用状況を見える化し、利用を制御する」**という内容ならCASBを考えます。

CASBは、クラウドを禁止するための仕組みではなく、**クラウドを安全に使うために見える化と制御を行う仕組み**です。
