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title: "ARPとは？IPアドレスからMACアドレスを調べる仕組み【SG試験】"
description: "ARPはIPアドレスから対応するMACアドレスを調べるためのプロトコルです。SG試験・情報セキュリティマネジメント試験で問われやすいIPアドレスとMACアドレスの役割、ARPテーブル、MACアドレスフィルタリング、ARPスプーフィングとの違いを整理します。"
last_modified_at: "2026-05-20"
canonical_url: "https://stemtazoo.github.io/sg/arp/"
section: "sg"
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## まず結論
ARP（Address Resolution Protocol）は、**IPアドレスから対応するMACアドレスを調べるためのプロトコル**です。  

SG試験では、ARPそのものの細かい通信手順よりも、**IPアドレスとMACアドレスの役割の違い**、そして**MACアドレスフィルタリングやARPスプーフィングとの関係**を押さえることが大切です。

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## 直感的な説明
ネットワーク通信では、相手を見つけるために2種類の住所を使います。

| 種類 | たとえると | 役割 |
|---|---|---|
| IPアドレス | 宛先の住所 | どのネットワークのどの機器かを示す |
| MACアドレス | 機器そのものの名札 | 同じLAN内で、実際にどの機器へ届けるかを示す |

たとえば、PCが同じLAN内の機器に通信したいとき、IPアドレスだけでは最終的に通信を届けられません。  
そこでARPを使って、

> このIPアドレスを使っている機器のMACアドレスは何ですか？

と問い合わせます。

つまりARPは、**IPアドレスの世界とMACアドレスの世界をつなぐ確認役**です。

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## 定義・仕組み
ARPは、IPv4ネットワークで使われる、**IPアドレスに対応するMACアドレスを取得するためのプロトコル**です。

基本的な流れは次のとおりです。

1. PCが通信先のIPアドレスを確認する
2. 対応するMACアドレスが分からない場合、LAN内に問い合わせる
3. 該当する機器が「そのIPアドレスは自分です」と応答する
4. PCは取得したMACアドレスを使って通信する
5. 結果をARPテーブルに一時的に保存する

ここで大事なのは、ARPは**同じLAN内で使う仕組み**だという点です。  
遠くのサーバへ通信する場合でも、PCがまず知りたいのは、直接フレームを渡す相手、つまり多くの場合は**デフォルトゲートウェイのMACアドレス**です。

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## ARPテーブルとは？
ARPテーブルは、**IPアドレスとMACアドレスの対応表**です。

一度ARPでMACアドレスを取得すると、毎回問い合わせなくてもよいように、PCやルータはその対応関係をしばらく保存します。

| IPアドレス | MACアドレス |
|---|---|
| 192.168.1.1 | aa:bb:cc:dd:ee:01 |
| 192.168.1.20 | aa:bb:cc:dd:ee:20 |

この対応表があることで、LAN内の通信を効率よく行えます。

ただし、ARPの応答をそのまま信じる仕組みであるため、悪意ある端末が偽の対応関係を送ると、攻撃につながることがあります。

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## どんな場面で使う？
ARPは、LAN内で通信するときに自動的に使われます。  
利用者が意識して設定するものではありません。

代表的な場面は次のとおりです。

| 場面 | ARPの役割 |
|---|---|
| 同じLAN内のPCへ通信する | 相手PCのMACアドレスを調べる |
| ルータを経由して外部へ通信する | デフォルトゲートウェイのMACアドレスを調べる |
| 無線LANルータで接続制御する | IPアドレスから取得したMACアドレスを確認する |
| 通信トラブルを調べる | ARPテーブルを確認する |

無線LANルータでは、あらかじめ登録したMACアドレスの機器だけを接続許可する**MACアドレスフィルタリング**が使われることがあります。  
このとき、ルータ側は接続を要求するPCのIPアドレスからARPを使ってMACアドレスを取得し、登録済みのMACアドレスと照合します。

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## MACアドレスフィルタリングとの関係
MACアドレスフィルタリングは、**登録されたMACアドレスの機器だけを接続許可する仕組み**です。

ARPは、この判断に必要なMACアドレスを取得するために関係します。

ただし、SG試験では次の点に注意が必要です。

> MACアドレスフィルタリングは、強力な認証方式ではありません。

MACアドレスは機器を識別する情報ですが、環境によっては偽装される可能性があります。  
そのため、MACアドレスフィルタリングだけで安全と考えるのは危険です。

無線LANの安全対策としては、WPA2/WPA3などの暗号化方式、強固なパスワード、不要な接続の制限などと組み合わせて考える必要があります。

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## ARPスプーフィングとの関係
ARPは便利な仕組みですが、ARPの応答を信じる性質を悪用されることがあります。

代表例が**ARPスプーフィング**、または**ARPポイズニング**です。

これは、攻撃者が偽のARP応答を送り、

> 本当はルータではないのに、ルータのIPアドレスは自分のMACアドレスです

と思い込ませる攻撃です。

この結果、通信が攻撃者の端末を経由してしまい、盗聴や改ざん、中間者攻撃につながるおそれがあります。

| 用語 | ポイント |
|---|---|
| ARP | IPアドレスからMACアドレスを調べる正常な仕組み |
| ARPスプーフィング | 偽の対応関係を信じ込ませる攻撃 |
| 中間者攻撃 | 攻撃者が通信の間に入って盗聴・改ざんする攻撃 |

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## よくある誤解・混同

### 誤解1：ARPはMACアドレスからIPアドレスを調べる仕組み
ARPは、**IPアドレスからMACアドレスを調べる仕組み**です。

逆方向、つまりMACアドレスからIPアドレスを調べる仕組みと混同しないようにしましょう。

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### 誤解2：IPアドレスだけでLAN内の通信ができる
IPアドレスは宛先を判断するために重要ですが、LAN内で実際に通信を届けるにはMACアドレスも必要です。

ARPは、そのMACアドレスを調べるために使われます。

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### 誤解3：MACアドレスフィルタリングをすれば安全
MACアドレスフィルタリングは、接続できる機器を制限する補助的な対策です。

ただし、MACアドレスは偽装される可能性があるため、これだけで十分なセキュリティ対策とはいえません。

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### 誤解4：ARPはインターネット全体で相手を探す仕組み
ARPは基本的に**同じLAN内で使う仕組み**です。

外部のWebサーバに通信するときも、PCがARPで調べるのはWebサーバのMACアドレスではなく、まずはデフォルトゲートウェイのMACアドレスです。

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## SG試験での判断ポイント
SG試験では、次のように切り分けると判断しやすくなります。

| 問われ方 | 選ぶ考え方 |
|---|---|
| IPアドレスからMACアドレスを取得 | ARP |
| 登録済みのMACアドレスだけ許可 | MACアドレスフィルタリング |
| 偽のARP情報を流す | ARPスプーフィング |
| 通信の途中に攻撃者が入る | 中間者攻撃 |
| IPアドレスを偽る | IPスプーフィング |

特に、**ARP＝IPからMAC**という対応関係は、最初に押さえておきたいポイントです。

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## 確認問題
無線LANルータで、あらかじめ登録された機器だけを接続許可したい。接続を要求してきたPCのIPアドレスから対応するMACアドレスを取得し、登録済みのMACアドレスと照合するために使われるプロトコルはどれか。

- ア　ARP
- イ　DNS
- ウ　DHCP
- エ　SMTP

<details>
<summary>回答と解説</summary>

正解は、**ア　ARP**です。

ARPは、IPアドレスから対応するMACアドレスを取得するためのプロトコルです。  
DNSはドメイン名とIPアドレスの対応、DHCPはIPアドレスなどの自動割当て、SMTPはメール送信で使われるプロトコルです。

この問題では、**IPアドレスからMACアドレスを取得する**という表現が決め手になります。

</details>

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## まとめ（試験直前用）
ARPは、**IPアドレスからMACアドレスを調べるためのプロトコル**です。

試験直前には、次の3点で整理しておきましょう。

- **IPからMACを調べるならARP**
- **登録済みMACだけ許可するならMACアドレスフィルタリング**
- **偽のARP情報でだますならARPスプーフィング**

ARPは地味な用語ですが、IPアドレス、MACアドレス、無線LAN、なりすまし攻撃の理解につながる重要な基礎です。  
細かい通信手順よりも、**何を何に対応付ける仕組みなのか**を押さえておきましょう。
