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title: "内部統制の6つの基本的要素とは？統制活動の見分け方【基本情報技術者試験】"
description: "内部統制の6要素を、経営方針、リスク対応、職務分掌、情報伝達、内部監査、IT対応の事例から分類し、科目Aで統制活動を選ぶ判断軸を整理します。"
last_modified_at: "2026-07-21"
canonical_url: "https://stemtazoo.github.io/fe/internal-control-components/"
section: "fe"
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## まず結論

内部統制の基本的要素は、組織の目的を達成するために、業務へ組み込まれる管理の仕組みを6つに分けたものです。

- 統制環境
- リスクの評価と対応
- 統制活動
- 情報と伝達
- モニタリング
- ITへの対応

基本情報技術者試験の科目Aでは、短い事例を見て、どの要素に該当するかを判断します。

特に次の表現が出たら、**統制活動**を疑います。

```text
承認
照合
検証
職務分掌
業務を別の担当者に分ける
```

## 直感的な説明

内部統制は、会社の仕事を「担当者の注意」だけに頼らず、仕組みとして正しく進めるための考え方です。

例えば、商品の発注と検収を同じ人が担当すると、自分の発注内容を自分で確認することになります。

```text
発注する人
≠
検収する人
```

このように担当を分けると、誤りや不正を発見しやすくなります。

これは**職務分掌**であり、業務の中に組み込まれた具体的な手続なので、統制活動に該当します。

## 定義・仕組み

内部統制の6つの基本的要素は、次のように整理できます。

| 基本的要素 | 役割 | 試験での判断語 |
|---|---|---|
| 統制環境 | 他の内部統制の土台をつくる | 経営姿勢、経営方針、倫理観、組織風土 |
| リスクの評価と対応 | 目的達成を妨げるリスクを識別・分析し、対応する | リスク分析、保険、回避、低減、移転 |
| 統制活動 | 経営者の指示が実行されるよう、業務に方針や手続を組み込む | 承認、照合、検証、職務分掌 |
| 情報と伝達 | 必要な情報を把握し、関係者へ正しく伝える | 報告、共有、連絡、伝達 |
| モニタリング | 内部統制が有効に機能しているか評価する | 内部監査、定期評価、継続的確認 |
| ITへの対応 | ITに関する方針や手続を定め、適切に対応する | IT方針、IT統制、システム対応 |

公式の出題範囲やシラバスは、[IPA：基本情報技術者試験](https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/fe.html) から確認できます。

## 科目Aでどう出る？

科目Aでは、次のような事例を6つの要素へ分類します。

| 事例 | 該当する要素 | 判断理由 |
|---|---|---|
| 経営者が経営方針を全社へ示す | 統制環境 | 経営姿勢や組織全体の意識に関係する |
| システム障害に備えて保険へ加入する | リスクの評価と対応 | リスクによる損失を保険へ移転している |
| 発注と検収を別の担当者にする | 統制活動 | 職務分掌を業務プロセスへ組み込んでいる |
| 必要な業務情報を関係部署へ伝える | 情報と伝達 | 情報の共有と伝達が中心 |
| 内部監査部門が定期的に監査する | モニタリング | 統制が機能しているか評価している |
| ITに関する利用方針や手続を定める | ITへの対応 | 組織としてITへ対応する方針の話 |

試験中は、次の順で考えると切り分けやすくなります。

```text
1. 組織の土台や経営姿勢か
2. リスクを分析・対応する話か
3. 日々の業務に組み込む具体的な手続か
4. 情報を伝える話か
5. 統制そのものを評価する話か
6. IT方針やIT利用への対応か
```

### 統制活動を見抜く判断軸

統制活動は、**日々の業務を正しく進めるための具体的なチェック**です。

```text
承認する
照合する
別の担当者へ分ける
処理結果を検証する
例外を責任者へ報告する
```

これらは、単に方針を示すだけではなく、実際の業務プロセスへ組み込まれています。

### 統制活動とモニタリングの違い

両方とも「確認する活動」に見えるため、混同しやすいです。

```text
日々の取引や処理を正しく進めるために確認する
→ 統制活動

その統制手続が有効に機能しているか確認する
→ モニタリング
```

例えば、請求書と納品内容を照合するのは統制活動です。

その照合手続が毎回正しく行われているか内部監査で確認するのはモニタリングです。

## どんな場面で使う？

内部統制の基本的要素は、次のような問題で使います。

- 職務分掌や承認手続の分類
- 経営方針と統制活動の切り分け
- 保険加入をリスク対応として判断する問題
- 内部監査と日常業務のチェックの違い
- IT統制を内部統制の中で位置付ける問題

情報セキュリティマネジメント試験向けに、業務運用や継続的な管理の視点から確認したい場合は、[内部統制の基本的要素とは？統制活動を6要素で整理【SG試験】](https://stemtazoo.github.io/sg/internal-control-components/)も参考になります。

## よくある誤解・混同

### 経営者が方針を示すことは統制活動である

経営方針や経営姿勢は、組織全体の土台となるため、統制環境です。

統制活動は、承認や照合、職務分掌など、業務に組み込まれた具体的な方針・手続です。

### 保険へ加入することは統制活動である

保険は、事故による損失を保険会社へ移転するリスク対応です。

したがって、リスクの評価と対応に該当します。

### 内部監査は統制活動である

内部監査は、内部統制が有効に機能しているかを評価する活動です。

これはモニタリングです。

### 担当者を分けるだけなので内部統制ではない

発注と検収、申請と承認、入力と確認などを別の担当者へ分ける職務分掌は、代表的な統制活動です。

一人に権限や処理を集中させず、誤りや不正を発見しやすくします。

## まとめ（試験直前用）

- 内部統制の基本的要素は6つ
- 経営方針・組織風土は統制環境
- 保険などのリスク対策はリスクの評価と対応
- 承認・照合・職務分掌は統制活動
- 内部監査・定期評価はモニタリング
- 迷ったら「日々の業務に組み込まれた具体的な手続か」を確認する
