最終更新日:2026年10月4日
fe fe-technology computer-system
まず結論
OCR・OMR・イメージスキャナ・タブレットは、すべて入力に関係しますが、何を入力するかが違います。
FEでは、装置名を丸暗記するより、
文字・マーク・画像・座標のどれを入力するのか
で選択肢を切ると判断しやすくなります。
直感的な説明
例えば、紙に書かれたものをコンピュータへ入力するとします。
文章を文字データにしたい
→ OCR
マークシートを読みたい
→ OMR
紙面全体を画像として取り込みたい
→ イメージスキャナ
ペンで場所を指定して図形を描きたい
→ タブレット
同じ「入力装置」でも、役割はかなり違います。
特にタブレットは位置を指し示す装置なので、マウスと同じくポインティングデバイスとして考えられます。
定義・仕組み
OCR:文字を読み取る
OCR(Optical Character Recognition / Reader)は、紙や画像に含まれる文字を認識し、コンピュータで扱える文字データに変換する技術・装置です。
紙・画像の文字
↓
OCR
↓
文字データ
判断語は 「文字」 です。
OMR:マークを読み取る
OMR(Optical Mark Reader)は、用紙に記入されたマークの位置を読み取る装置です。
代表例はマークシートです。
塗りつぶしたマーク
↓
OMR
↓
選択された位置を読み取る
判断語は 「マーク」 です。
イメージスキャナ:画像として取り込む
イメージスキャナは、写真や書類などを画像データとしてコンピュータへ取り込みます。
スキャナで文章を読み込んだだけでは、基本的には画像です。文字として認識する処理が必要ならOCRを使います。
スキャナ=画像を取り込む、OCR=画像内の文字を認識する
と切り分けます。
タブレット:位置・座標を入力する
ここでいうタブレットは、主にペンタブレットのような入力装置です。
ペンなどで指した位置を座標として入力できるため、図形入力や描画に向いています。
ペンで位置を指す
↓
座標を入力
↓
画面上のポインタ・図形に反映
このため、タブレットはポインティングデバイスに分類されます。
CADとタブレットの関係
CADでは、図面上の位置を正確に指定する操作が多くあります。
点を指定する
↓
線の始点・終点を決める
↓
図形を配置する
必要なのは「文字を読む」ことではなく、位置・座標を指定することです。
したがってFEで、
CADの図形入力に使うポインティングデバイス
と出たら、
CAD
→ 図形
→ 座標指定
→ ポインティングデバイス
→ タブレット
と判断できます。
科目Aでどう出る?
次の対応を覚えておけば、多くの選択肢を意味から切れます。
| 問題文のキーワード | 選ぶもの |
|---|---|
| 文字を認識 | OCR |
| マークシート | OMR |
| 写真・書類を画像として取り込む | イメージスキャナ |
| 位置・座標を指定 | タブレット |
| CADで図形入力 | タブレット |
特に「ポインティング」という言葉が出たら、
point=場所を指す
と考えるのが近道です。
どんな場面で使う?
OCRは紙の文書を文字データ化するとき、OMRはアンケートや試験のマークシートを読み取るとき、イメージスキャナは写真や書類を画像として保存するときに使います。
タブレットは、CADによる図面作成やイラスト制作など、細かな位置を指定する作業に向いています。
よくある誤解・混同
OCRとスキャナは同じ
違います。
スキャナ
→ 画像を取り込む
OCR
→ 画像などにある文字を認識する
スキャンした画像にOCR処理を行う、という組合せもあります。
OCRとOMRは同じ
違います。
名前は似ていますが、
OCR → Character → 文字
OMR → Mark → マーク
と考えると区別できます。
入力装置ならすべてポインティングデバイス
違います。
ポインティングデバイスは、画面上などの位置を指定するための入力装置です。
OCR・OMR・スキャナは入力に使いますが、位置を指し示すことが主目的ではありません。
「タブレット」はタブレット端末だけを意味する
試験では文脈に注意します。
入力装置やCAD、ポインティングデバイスの文脈で「タブレット」とあれば、ペンなどで位置を入力する装置を指していると判断します。
まとめ(試験直前用)
文字 → OCR
マーク → OMR
画像 → スキャナ
座標 → タブレット
さらに、
CAD → 図形 → 座標指定 → タブレット
とつなげておけば、ポインティングデバイスの問題にも対応できます。
装置名を一つずつ暗記するのではなく、「何を入力するのか?」を先に見るのがFEでの判断基準です。