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title: "インシデント管理と問題管理の違いとは？復旧・原因分析・再発防止で切り分ける【基本情報技術者試験】"
description: "インシデント管理と問題管理を「早く復旧する活動」と「根本原因を調べて再発防止する活動」として整理し、予防的活動、分類、優先度設定、解決後の監視との違いをFE試験向けに解説します。"
last_modified_at: "2026-07-25"
canonical_url: "https://stemtazoo.github.io/fe/incident-management-vs-problem-management/"
section: "fe"
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## まず結論

インシデント管理と問題管理は、どちらもITサービスマネジメントで出てくる用語ですが、目的が違います。

基本情報技術者試験では、次のように切り分けると分かりやすいです。

```text
インシデント管理
→ 起きた障害や問合せを、早く復旧する

問題管理
→ 根本原因を調べ、再発防止・予防をする
```

今回のように、

```text
インシデントの発生傾向を分析して、
将来のインシデントを予防する
```

とあれば、問題管理の **事前予防的な活動** です。

## 直感的な説明

インシデント管理は、今起きている困りごとに対応し、サービスを使える状態に戻す活動です。

```text
サービスが止まった
↓
利用者が困っている
↓
早く使える状態に戻す
```

一方、問題管理は、なぜそれが起きたのかを調べて、同じことが起きにくい状態にする活動です。

```text
同じ障害が何度も起きる
↓
根本原因を調べる
↓
再発防止策を考える
```

つまり、

```text
今すぐ戻す → インシデント管理
原因をなくす → 問題管理
```

と考えると、選択肢を切りやすくなります。

## 定義・仕組み

インシデントとは、サービスの中断や品質低下、またはその可能性がある事象です。

インシデント管理の目的は、サービスをできるだけ早く正常な状態へ戻すことです。

問題管理の目的は、インシデントの根本原因を特定し、再発防止や予防につなげることです。

| 用語 | 主な目的 | キーワード |
|---|---|---|
| インシデント管理 | 早く復旧する | 復旧、応急対応、サービス再開 |
| 問題管理 | 原因を取り除く | 根本原因、再発防止、予防 |
| 変更管理 | 変更を安全に行う | 変更の承認、影響評価 |
| リリース管理 | 変更を本番へ展開する | リリース、展開、配布 |

問題管理には、発生したインシデントをもとに原因を調べる活動だけでなく、将来起こりそうなインシデントを防ぐ活動もあります。

```text
過去のインシデントを分析する
↓
発生傾向を見つける
↓
将来のインシデントを予防する
```

このテーマは、基本情報技術者試験の「サービスマネジメント」と関係する内容です。公式の出題範囲やシラバスは、[IPA：基本情報技術者試験](https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/fe.html) から確認できます。

## 科目Aでどう出る？

科目Aでは、ITサービスマネジメントの活動内容を選ぶ問題として出題されやすいです。

次の表現があれば、インシデント管理を疑います。

| 問題文の表現 | 判断 |
|---|---|
| サービスを早く復旧する | インシデント管理 |
| 利用者からの障害連絡に対応する | インシデント管理 |
| 応急対応でサービスを再開する | インシデント管理 |

次の表現があれば、問題管理を疑います。

| 問題文の表現 | 判断 |
|---|---|
| 根本原因を究明する | 問題管理 |
| 再発防止策を立てる | 問題管理 |
| 発生傾向を分析して予防する | 問題管理 |
| 既知の誤りを管理する | 問題管理 |

今回の選択肢なら、次のように切り分けます。

| 選択肢の内容 | 見方 |
|---|---|
| 発生傾向を分析して将来のインシデントを予防 | 問題管理の予防的活動 |
| 検出・記録した問題を分類し、優先度を設定 | 問題管理の受付・分類 |
| 重大な問題に対する解決策の有効性を評価 | 解決策の評価 |
| 解決後の一定期間、再発有無を監視 | 解決後の監視 |

「事前予防的」という言葉がある場合は、将来起こるインシデントを防ぐ活動を選びます。

## どんな場面で使う？

問題文では、サービス運用の流れを読んで、どの管理活動に当たるかを判断する場面があります。

まず、サービス停止や問合せが発生した場合は、利用者影響を減らすために復旧を優先します。

```text
インシデント発生
↓
暫定対応
↓
サービス復旧
```

これはインシデント管理の考え方です。

その後、同じ事象を繰り返さないために原因を調べます。

```text
なぜ起きたかを調べる
↓
根本原因を特定する
↓
再発防止策を実施する
```

これは問題管理の考え方です。

問題文では、次の順で読むと判断しやすいです。

```text
今起きている影響を抑える話か
↓
インシデント管理

次に起きないようにする話か
↓
問題管理
```

## よくある誤解・混同

インシデント管理と問題管理でよくある誤解は、どちらも運用上の対応なので同じものとして見てしまうことです。

| 誤解 | 正しい理解 |
|---|---|
| インシデント管理は根本原因をなくす活動 | 主目的は早期復旧 |
| 問題管理は利用者をすぐ復旧させる活動 | 主目的は根本原因の管理と再発防止 |
| 暫定対応をしたら問題管理は不要 | 暫定対応後に原因分析が必要なことがある |
| 予防的活動はインシデント管理 | 将来のインシデント予防は問題管理 |
| 変更管理と問題管理は同じ | 変更管理は変更を安全に実施する活動 |

試験では、次の切り分けを残しておくと強いです。

```text
早く戻す → インシデント管理
原因をなくす → 問題管理
安全に変える → 変更管理
本番へ出す → リリース管理
```

## まとめ（試験直前用）

- インシデント管理は、サービスを早く復旧する活動
- 問題管理は、根本原因を調べて再発防止・予防を行う活動
- 予防的活動は、問題管理に含まれる
- 発生傾向を分析して将来を防ぐなら、問題管理
- 変更を安全に行うなら、変更管理
- 本番へ展開するなら、リリース管理
- 「早く戻す」か「原因をなくす」かで切り分ける
